40歳の誕生日。2013/10/05 11:18

あっという間に10月になり、また久々の更新になりましたが、先月26日は私の40歳の誕生日でした!人生も折り返し地点という感じで、感慨深かったです…。当日は、仕事を休み、ちょうどジュリの学校であったメスカルというエチオピアの祝日のお祝いへ行ってきました。だから写真で3人でエチオピアの民族衣装を着ている訳です。歌や踊りがあった後、大きなたき火を燃やすというのが慣例です。まあそんなに大したことのないイベントではありましたが、私は今まで学校でのメスカルのお祝いへ行ったことがなかったので、行ってみられてよかったです。

せっかく40歳の誕生日だというので、このロングウィークエンドを使って、私たちはケニアへ行ってきました。誕生日の午後5時の便でナイロビへ。実はこの数日前にナイロビのウェストゲートというショッピング・モールでテロリストの攻撃があり、70人近くの市民が殺害されたという事件があったので、かなり緊張しての出発でした。でも、ケニア人の友人たちは、あんな事件があったからこそ、セキュリティーがものすごく厳しくなり、今ナイロビは世界で一番安全な場所だろう!と言っていましたが…。

ケニア航空の悪評をずいぶん聞いていましたが、なんとか遅れずにナイロビへ到着。そこから市内のホテルへ。コロニアル風ではありましたが、なかなか素敵なホテルでした。ホテルに着いてすぐ、ピーターが言っていてくれたために、サプライズのケーキが出てきました!そしてホテル内の、地元では有名というタイ料理のレストランで誕生日ディナー。疲れていたので、あんまり沢山食べれませんでしたが、美味しかったです。

振り返ってみて、30代の10年間は怒濤のようだったので、40代はもう少し落ち着いて人生を楽しめるような10年にしたいですね。

ケニア旅行の続きはこの後…。

ブニ・カフェ2013/09/16 20:16

また久々の更新になってしまいましたが、アディスはまだ雨期です…。さて、アディスにはこじゃれたカフェがいくつかありますが、そのうちでも私の新しいお気に入りとなったのが「ブニ・カフェ」というギリシャ大使館の近くにあるカフェ。友達のお誕生日ランチで初めて行って以来、ぜひピーターとジュリを連れてきたいと思っていたのですが、今日それが実現しました。

ここがユニークなのは眺め!ビルの最上階にあるので、アディスが一望できます。テラスで座れる、かつ道路に近くないので汚い空気を吸わなくていいというのは貴重です。(大気汚染は上にも上がって来てるとは思いますが…。)そしてここのパンケーキはとっても美味しいので、パンケーキ大好きのジュリにぜひ食べさせたかったのです。ジュリは上にのっていた生クリームが気に入らなかったみたいですが、それでも美味しい!と全部食べました。私が注文したストロベリー&バナナ・パンケーキは、イチゴが切れているということで、バナナ・パンケーキになってしまいましたが、それでも美味しかった…。ピーターはオムレツを注文して、これも美味しかったみたいです。それから、私はここのレモネードがお気に入り。かなり酸っぱいのですが、ビタミンたっぷりという感じで、美味しいのですー。フレッシュ・ジュースもいろいろあります。

交通渋滞のない日曜日の朝だと、車で15分もせずに行ける場所なので、またぜひ行きたいです。

アディスに戻りました。2013/08/24 11:48

3週間の一時帰国を終え、8月12日に無事アディスに戻ってきました。その翌日からジュリは4年B組での新学期が始まりました。今のところは、新しいクラスで楽しくやっているみたいです。

今回、暑い日本からアディスに帰ってきて、よかったーと思えたのは雨期のアディスの涼しさ。最近は13度から15度ぐらい。寒くて夜、湯たんぽを入れることさえあります。夕方には雷雨があり、時々あられも降っています…。豪雨があると当然、下水管等がちゃんとしていないアディスの道は川のようになり、この前は膝まで水につかって歩いている人をみました。当然、古い車は進めませんので、大渋滞になります。うちの車は4WDなので、大丈夫ですけど…。

気温は過ごしやすいとはいえ、やっぱり何でもあって便利な日本から戻ってきたばかりだと、停電も多いし、何もかもがちゃんとしていないアディスの暮らしは辛く感じられます。ジュリウスでさえ、「ママ、僕この国好きでない」とか言うので、それを言わないでぇー!と思いながらがっくり。それで、17日のピーターの誕生日には、アディスの5つ星ホテルに1泊してきました。5つ星ながら、やっぱり怒り爆発させないといけないようなことや、なんでこうなの?と思ってしまうことはあったのですが、それは割愛します。写真はホテルでの朝食ビュッフェ。スモーク・サーモンがあったり、アディスでは見ないような美味しいハムがあったり、満足でした!

雨期はあと5週間ぐらいで終わるはずで、そうすると毎日ものすごい快晴が続くので、きっと私たちの気分も晴れるはず!頑張ります。

雨期到来。2013/06/30 16:39

またちょっと久々のブログになりましたが、この間、アディスでは本格的な雨期が始まりました。この雨期、9月末まで約3ヶ月半続きます。アディスの雨期のよいところは、1日中雨が降る訳ではないこと。ほとんどの場合、朝はからっとしていて、夕方から夕立のような雨が降ることが多いです。それでも、毎日降るとさすがに1ヶ月もすると、げんなりしてきます。一番げっそりするのが、アディスでは舗装されていない道路がまだ多いので、道がドロドロになること。ブーツは必須です。

雨期はアディスで一番寒い時期でもあり、うちではついに中古の電気ストーブを買いました!まだあまり使っていませんが、毎日つけなくても、これがあるだけでちょっと安心します。雨期には電気ストーブがどこに行っても売り切れでない、ということがよくあるので。私は夜は最近は湯たんぽを入れて寝てます。

そんな中、ジュリが数ヶ月前にまいたひまわりの種が育って、最近花をつけました!日本で見るひまわりよりだいぶ小さい感じですが(雨期で日があまり当たらないせい?)色はしっかりひまわり。ジュリはサマー・スクールがある間、毎日学校に行く前にひまわりの成長をチェックしていました。

これがエチオピア。2013/06/15 18:23

アディスの物不足のことはここに何度も書きましたが、今日はまたがっくりしたことが。私はローカルのフルーツ・ヨーグルトが結構好きで、見かけると必ず買うのですが、もうここ3週間ぐらいどこへ行ってもこのヨーグルトを見ませんでした。よく行くスーパーでは、奥の冷蔵庫に隠してあるので、お肉のカウンターの人に聞くと時々出してくれるのですが、このスーパーではもう3ヶ月ぐらいこのヨーグルトはない、と言われていたので、最近は別のスーパーでチェックしていたのですが、やっぱりない。

そして今朝、めげずにこのスーパーに行ったら、ありました!14個ぐらい。全部かごに入れて、買おうとしたら、お店の人に「1人5個までです」と言われ…。私が「いつからそんなルールができたの?前には20個ぐらい1度に買ったことだってあったし、もう3週間ぐらいこのヨーグルト見てないかったんだけど」と食い下がったけど、だめ。あんまり頭にきたので「じゃあいらない」と買わずに去ることに。

こんなヨーグルトのことぐらいでイライラしないといけないというのが、ヨーグルトがないこと自体よりもがっくりきます。次の赴任地は好きな物を好きなだけ買える、こういう苦労のないところに行きたい。アフリカでも、エチオピア以外で南アフリカのスーパーが入っている国には、何でもあるらしいのですけど。最近は停電も頻繁にあるし。ドバイの休暇から戻ってから2ヶ月半、そろそろこの国を出て先進国でのんびりしないと、ストレスが溜まり過ぎになりそうです。

最近のジュリウス:3年生修了2013/06/15 18:12

昨日(6月14日)でジュリウスの学校はおしまい。約2ヶ月の夏休みに入りました。来週から2週間はサマー・クラスで、午前中だけスポーツやアート等の授業があるんですが。

当然、通信簿ももらってきました。可もなく不可もなくといった感じですが、科学の授業の努力度だけは一番いいスコアをもらっていました。火山のリサーチに相当力を入れていたみたいで。本人に「4年生になったら何の授業が一番楽しみ?」と聞いた時も「科学!」と言っていました。ジュリの3年生の担任の先生は、この学校で3年働いたのですが、これでエチオピアを去ることにされたそうです。どこに行かれるのか聞いてないのですが…。赤ちゃんがいるので、アメリカに帰るのかな?4年生はどんな担任の先生になるでしょうか。

写真はジュリの3年B組のメンバー。20人学級でティーチング・アシスタントを含めて先生2人。私の時は40人学級で先生1人だったと思います…。

さて、4年生の1年間はどんなふうになるでしょうか。

最近のジュリウス:ギプスが取れました。2013/06/12 20:01

先週の金曜日、ジュリのギプスがついに取れました!計5週間、長かったー。

でも、ギプスを取れたからってすぐに腕を自由に動かせる訳ではないんですね。ジュリは肘を曲げたままにしていることがほとんどで、腕を完全にまっすぐに伸ばすことはまだできません。リハビリにしなくてはならない運動を教えてもらって、毎日やってるので、きっとあと1週間もすれば、元通りになるのでは、と思うのですが。

しかし、今回が一応最後の診察ということだったので、これまで私たちが払ったすべての料金の明細をもらうことになっていたのですが、これがまた大変だったそうで…。料金の明細をくれと言っているのに、ドクターの診断書を欲しいと思い込まれたみたいで、ピーターがいくら説明してもらちがあかない、というので、職場にいた私に電話してきました。なので、私が電話で同じことを3回繰り返して説明したらやっと理解したみたいだったのですが、その後、用意された料金明細書には間違いがあり、やり直したりして、これをもらうまでに診察にかかったよりも長い時間がかかったそうです。でも、これがないと保険請求ができませんのでね…。しかし、この病院、ドクターや看護師等の医療関係者よりも、財務等の事務作業をする人をトレーニングした方がいいんじゃないのかな…。

もう当分、この病院のお世話にならないといけないようなことがありませんように…!

これがアフリカ。2013/06/11 21:52

先週からこれぞアフリカ!と思ってしまうことが続いたので、ご報告。まず、先週の水曜日、ピーターが買ってくれたばかりのiPadミニを職場で充電していたら(停電のため、家では充電できなかったので)突然パワー・サージ(日本語では何ですか?要するに電圧が突然変わってしまうこと)があり、チャージャーとケーブルが焼かれてしまいました…。チャージャーはスペアがあったのですが、ケーブルは家にある他のアップルの製品とは別のケーブルなので、アメリカ滞在中の友達に買って来てもらうことに…。こちらではアメリカや日本の5・6倍の値段でしか売っていないので。この友達が帰ってくるまではiPadミニが使えなくなってしまったのはがっくりですが、iPad自体が壊れたわけではなさそうなので、よしとするしかないですね…。

そしてこの翌日、なんと職場の私たちのいる階で、屋根が落ちてくる(写真)という事件がありました。これはかなりすごいですよね。夜中におこったらしいので、けが人等でなかったのは幸いでしたが…。ま、日本でもトンネルの屋根が落ちて来たりしますから、こういうこともあるでしょう。

さらにこの週末、映画館へ行った時。まず、映画館の建物の入り口で、なんと男の子が突然おしっこをしていました。端っこへよけるというようなこともせず、親は後ろで支えているだけ。しかもそのおしっこを気がつかないのか、そのおっしっこの中へ平気で歩いて行く人々。エチオピアでは道ばたでの立ちしょんべんは毎日見ますが、一応近代的なビルの正面玄関で立ちションですか…。ピーターは「アメリカだったら、あの子と親は逮捕されていたかも」と冗談まじりに言っていましたが、そこまでいかなくても、もうちょっと規制できないものでしょうか…。

そして映画館。前回来た時に、私はここでダニにやられ、映画が終わったら背中をさされまくっていたので、今回はダニよけスプレー持参できました。これを私たち3人分の席にしっかりスプレーしてから座ったのですが…。映画が終わって、ピーターが横っ腹をしっかりといくつもさされていることを発見。スプレーぐらいじゃだめってことですかね。しかし、どうして映画館で虫の駆除をしないんでしょうか。エチオピア人はダニやノミにはさされないのか…?

またエチオピア暮らしの愚痴っぽくなってしまいましたが、この前ここに引っ越してきたケニア人の友達は、アディスに到着した日にショックで思いっきり泣いたと言っていました。ナイロビと同じようなものだと思っていたらしい…。セキュリティーの面を除けば、ナイロビはここと比べたらパラダイスでしょう…。ここに住んで早いものでもうすぐ2年ですが、こんなとこでも、あと1年ぐらいしたら「住めば都」と言えるようになる、かなあ…。

エチオピアの民族衣装2013/05/27 20:32

アディスはこの数日、ただでさえすごい交通渋滞がさらにひどいことになっています。というのも、ご存知の方もいると思いますが、先週末からアディスではアフリカ連合の50周年記念が開催されているのです。アフリカ中の国家元首が来ているのプラス、国連からも事務総長等、沢山の要人が来訪しました。事務総長はもう昨日の夜にアディスを発ったのですが、私の働いている国連開発計画のトップ(ヘレン・クラークというニュージーランド人です)はまだアディスに滞在中。今日はスタッフ・ミーティングがあるというので、スタッフは全員エチオピアの民族衣装を着てくるように、というお達しがありました。

私はエチオピアの民族衣装なんて持っていないし、せっかく買うのであれば、ちゃんとオーダーメイドにしたいよなあ、でもそんな時間はないし…といろいろ迷って、友達から借りようとしたりもしたのですが、結局家の近くのお店でわりと気に入ったのがあったので買いました。写真でよく見えるでしょうか?典型的な民族衣装とはちょっと違ったデザインで、別に普通のパーティーとかでも着られるかなあ、と思って買いました。お値段はエチオピア人のメイドさんの1ヶ月の給料ぐらいはします。私は値段交渉しようとしましたが、このお店のマダムはよくわかっていて「国連で働いているんだったら、そんな100ブルや200ブルなんて何の違いもないでしょう」と言われ、確かに500円や1000円まけてくれ、というのもなあ、と思って、言い値で買ってしまいました。縫製とか、かなりずさんで、こんな物に1万円以上出すのは、日本だったら考えられませんが。いやいや、日本と比べてはいけません…。

さて、せっかく記念撮影などして、準備万端だったのに、結局今日のスタッフ・ミーティングは延期になってしまいました。一応明日ということになっていますが、彼女のスケジュールは相当パンパンなので、キャンセルになる可能性もあるのでは…。だったら何のために買ったのー?と思ってしまいますが、でもきっとまた着る機会はありそうだし、記念の品にもなるし、よしとしましょう!

最近のジュリウス:骨折2013/05/25 07:15

まただいぶ長いことブログを更新できませんでした…。というのも、大変なことが起こったからで。5月1日、ジュリウスが学校で遊具から落ちて、腕の骨を折ってしまったのです。正確に言うと、肘の近くと手首の近く、2カ所にひびが入り、もう1カ所肘の近くの骨がずれてしまいました。

もう思い出したくもないですが、最初の数日はまさに悪夢のようでした…。日本のように信頼できる病院があれば、ストレスレベルもそれほどでなかったと思いますが、そういう訳ではないので、ベストの病院と先生を探すだけで一苦労。そして外国人しか行かないような値段も高くてちゃんとした病院というのはアディスにはないので(スウェーデンのやっているクリニックは外国人しか行きませんが、クリニックなので、できることは限られている…)ベストと思われる病院でも、いろんなことが恐ろしくずさんなので、これもまたストレス。例えばX線写真を撮る前にいちいちお金を払わないといけないのですが、それだけのために1時間ぐらい並ぶのです。それも「列に並ぶ」ということを知らないローカルの人に交じって、常に押し合いへし合いされる中、何度も列を抜かされそうになりながら並ぶので、それだけでげっそり疲れました。「次は私の番ですから!」と何度も周りの人を牽制しないと、皆列を抜かそうとするので…。一度、肘と手首と両方のX線写真を撮るはずだったのに、手違いで肘しか撮られず、もう一度手首のX線写真を撮るために、列に並んでお金を払って下さい、と言われた時は、泣きそうになりながら「すみません、またもう1度1時間列に並ぶ気力はありませんので、また後日来ます」と言わざるを得ませんでした…。

そして何よりも、痛みで夜中に泣き叫ぶジュリウスに痛み止めを飲ませるぐらいしかできなくて、これが辛かった…。一時は前に痛み止めを飲ませてから2時間ぐらいでまた泣き始め、こんなにすぐまたあげてはいけない、と思いながらも、他にどうしようもないから、いいやっ!と思い切って飲ませてしまった日もありました。痛み止め以外で痛みを和らげる方法はないか、と考えて、足湯を思いつき、足湯を毎日してあげたら、それはかなり気に入ったみたいでした。1週間ぐらいしてやっとジュリが少し落ち着いたかな、という時点で、今までの疲れがどっと出たのか、今度は私が風邪でダウン。熱が出るというところまではいかなかったのですが、とにかくしんどくて、ここで休まなかったら治すのに1ヶ月ぐらいかかりそうだ、と思って、咳が出はじめた時点で2日仕事を休みました。普段は熱でも出ないと、風邪ぐらいでは仕事休まないのですけど…。でもこれがよかったのか、その後わりとすっと風邪から脱却できました。

そうそう、この大変な状況、ちょうどピーターが病気療養のためにエチオピアにいなかった時に起こったので、仕事とジュリの世話とを1人でやらないといけなかったのです。トリノでピーターが入院した時も相当大変でしたが、今回も3週間で1年分ぐらい老けた気がします…。

そして今日、怪我から3週間以上がたち、やっとギプスを取れる!と思っていたら、まだあと2週間ぐらいはギプスをしたままの方がいいだろう、ということになり…。ジュリはまた新しいギプスをつけてもらって帰ってきました。今日はピーターにジュリを病院に連れて行ってもらえたので、本当によかった…。私は夜中に痛みで泣き叫ばれて緊急に駆けつけたのも含めて、5回行きましたからね。あとはピーターに任せます…。

そんなこんなでえらい大変な5月でしたが、残りの1週間ぐらいはのんびり過ごしたいと思っています…。写真は5月1日、初めのギプスをつけてもらった後に撮りました。