ハノイ到着。2014/02/09 21:50

またまた間があいてしまいましたが、私達は2月2日になんとかハノイへ到着しました。私達は引っ越し運が悪いらしく、毎回引っ越しというととんでもないハプニングがあり、ものすごいストレスを経験するのですが、今回も残念ながら例外ではありませんでした。エチオピアの新しい関税規定で、外国人は持っている車のオーナーシップ・トランスファーの手続きを終えない限り、家財道具を積んだコンテナは輸出できない、というのがあると知り、フィジー・イタリアの時に続き、またもや車のことでえらい目にあいました。とにかく早く車を売らないとというので、なんだか怪しげだけど最初から興味があると言っていたモザンビーク人(国連職員)とやり取りしていたのですが、彼が本当にとんでもない奴だったのです。手付金も払わないままに、車についている傷をなおせとか、とにかく要求ばかりしてくる。10年落ちの中古車なのに、6ヶ月のギャランティーをつけろとか、とんでもないことも言ってきて…。ギリギリになって、こいつとやり取りするのは時間の無駄だと思い、ほとんど叩き売りのような値段をつけて、スウェーデン人カップルに買ってもらうことができ、なんとか私達がいる間にコンテナに荷物を積むことができました。(最初は、車の手続きが間に合わなそうなので、荷物をコンテナに積むのは私達の出発後、というシナリオもあったんです…。)

引っ越し前の3週間は本当にものすごいストレスで、夜は眠れないし、食べ物は味がしないし、こんな目にあいながらも本当に引っ越ししないといけないのか?とまで思ってしまいました…。(ちなみに、私達のコンテナは未だにアディスにあります。なんでも税関事務所が理由もなく2週間閉鎖中で、輸出の許可が下りないと。さすがエチオピア。最後の最後までうんざりさせられます。)

それに比べ、ハノイの暮らしは、もう考えられないぐらい快適です。前にも書いたように、私は20年前にもハノイに住んでいたのですが、その時とは比べられないぐらい発展していて…。とにかくなんでも手に入るし、便利。日本食材が手に入るお店が歩いていける範囲に何軒もあるし(もう日本からお米を買って帰らなくていい!)レストランもものすごい数あるし、今泊まっているアパートメント・ホテルも先進国と全く変わらないサービス。日本人美容院も5店もある!アディスでの暮らしが悪夢だったかのようです。

ちょうど私達が着いたのはテトという旧正月の休みの真っ只中だったので、オフィスではほとんどの人が休暇中。おかげでゆっくりと仕事を始めることができました。オランダ人のボスは、前から知っている人ではあったのですが、一緒に働いてみるとすごく波長が合うと感じます。正直なところ、前のボス(ガーナ人)とはいろいろな面で考え方の違いがかなりあって、それなりにうまくいってはいたものの、本当の意味でパートナーシップに基づいた関係があったとは思えませんでした。今度はそうでない感じがあるので、とってもほっとしています。

到着して6日目だった金曜日には、なんと家も決めてしまいました。最初はアパートをいくつか見たのですが、値段の割にはスペースが狭い。気を取り直して家を見始めた2件目、すーごく気に入ったのがあったので、決めることにしました。外側は大したことないのですが、内装がモダンで、階段が多いというのを除けばすごく暮らしやすそう。(ハノイの家は、縦長の土地に1フロア1つか2つの部屋で5階建てとかが多いのです。)小さなプールまで付いてます!これでゲストが来ても大丈夫。(エチオピアの時に比べて、遊びに行くー!と言っている友達の数がえらい多いので…。)

ブログのタイトルは、住むことになる地区も職場もがタイ湖のほとり、ということで変えました。ハノイといえばホアンキエム湖なのですが、断然タイ湖のほとりで過ごす時間が多そうなので。また頑張ってハノイ暮らしの報告をしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

写真はタイ湖のほとりに生えている巨木に登っているジュリウス。今日は他にも沢山子供が同じ木に登って遊んでいました!