アディスの物流の不思議 ― 2012/01/13 15:51
アディスに戻って来て、未だに車のナンバープレートを取得できていないので、タクシーで通勤しているのですが、タクシーの運転手がやたらと何度もガソリンスタンドに行くのです。しかも、行ってもガソリンを入れないこともある。そして時々ものすごい車の列がガソリンスタンドにあります。なんだかおかしいと思い、運転手さんはあまり英語ができないので、他の人に聞いてみたら、やっぱり今週月曜からガソリンが品薄になっているということです。こういう状況では、どうやらガソリンスタンドは沢山のガソリンを1人の人には売らないみたいで、そうすると皆何度もガソリンスタンドに行くはめになり、さらに市内にガソリンを売っているスタンドの数が限られてくるため、ガソリンがあるスタンドにはすごい列ができるという訳です。なんともはや…。職場のアシスタントさんに聞いたところ、アディスではエチオピア暦の月末にあたる日には、月が変わるとガソリンの値段が上がるかもしれないという期待から、スタンドはガソリンを売り控えるようになるとか。でも、今は月はじめで、月末ではないそうです。この状況の中、昨日市内に買い物に出たピーターはなんとタクシーがガス欠になり、車を押さねばならぬはめになったそうです…。
ガソリンスタンドにガソリンがない、なんて状況は想像もできない人もいるかもしれませんが、アディスに住んでいると、こういうことがあるのはよくわかる気がします。というのも、ここには「在庫管理」というコンセプトがほぼないみたいなのです。前にも書きましたが、スーパーに行くと、ある時期あったものが、しばらくして行ってみると全くない、ということがよくあります。だから、気に入った物があったら、できるだけ買いだめしないといけません。鶏肉(日本のようにささみとか胸肉とか分けて売ってあるのではなく、1匹が丸々冷凍してあります。)なんて典型的で、運がよくないと見ません。これには、エチオピア人はお祭りの時に鶏肉を沢山食べるからという理由もあるそうで、エチオピア暦の新年等のイベントの後数日は、鶏肉と卵(鶏が殺されるので卵も。卵を取るための鶏と肉のための鶏を分けるということはないみたいです)が品薄になるのが普通とか。先週の土曜日はエチオピア暦のクリスマスだったのですが、月曜日のランチにチキン・サンドイッチを頼んだら、今日はできないと言われました…。
いろいろな物、そして同じ物が、いつでも同じ所で売っている、そんな当たり前のようなことが、ここでは全然当たり前ではありません。ある外国人が「アディスでは6つの物を買いたかったら、8軒のスーパーを探してまわらないといけない」と言っていたぐらい。でも、考えてみたら、日本のコンビニのような緻密かつシステマティックな在庫管理って、本当にものすごいことなのかも。我が国はすごし!とまた思ってしまいました。
アディスに戻りました&久々の日本で驚いたこと。 ― 2012/01/08 15:31
ついにアディスに戻ってきました。2週間の予定を3週間に延長したお休みでしたが、それでも正直なところ、アディスに帰るのは結構憂鬱でした。ジュリは明日から学校、私は仕事、気を取り直して、頑張っていかねば…。
今回の日本滞在では、初めてアディスから来たというのもあるのかもしれませんが、驚いたことがかなりありました。そのいくつかをご紹介。
まず、日本の空気の奇麗さに感動。アディスでは、真っ黒な煙を上げて走る車の排気ガスを吸って気分が悪くなる毎日なので、トラックとかでさえ黒い煙を上げていないのに驚きました。昔からこんなのが普通だったっけ?と思ってしまった。車の多い甲州街道を歩いている時でさえ、なんて奇麗な空気なんだ!と深呼吸したい気分でした。普段アディスでどんなに汚い空気を吸っていたのかと思うとぞっとします。実際、ぜんそく等になる子供が多いとか。
それと、高齢化社会になっているためか、病気や健康に関する新聞記事やテレビ番組が多いのにも驚きました。そういえば、大阪の非営利団体で、60代・70代のおじいさんたちと働いていた時、会話の半分以上が健康状態の話だったのを覚えています…。「セカンドオピニオン」だったと思うのですが、テレビでいろいろな病気に関して複数のドクターがいろいろな治療法を説明する番組は結構面白かった。最近はインターネットでいろいろな情報が手に入るから、こういう番組も受けるのかも。昔は素人が治療法を議論するなんて、御法度という感じだったと思うのですけど。
また、驚いたのがレストランやお店で、日本人じゃない店員さんが多いこと。はっきり確認した訳ではありませんが、日本語の発音がなんとなく違うので、「あ、日本人じゃないな」と思うことがよくありました。(私も変な日本語で外国人と思われていそう、というのは承知の上ですが…。)日本の国際化が進んでいるのだとしたら、個人的には歓迎です。そういえば、紅白にも韓国のグループがいくつか出ていましたね。ジブリ美術館に行った時も外国人率が高かったと感じました。
これらに加えて、もちろん日本の便利さ、清潔さ、何もかもがよくオーガナイズされていること、お店の人等がとっても礼儀正しいことには、今更ながら感動の連続でした。日本を去ってからもう12年以上が過ぎましたが、今更ながらにいい所も沢山あるなあ、と思えた滞在でした。こういう素晴らしい文化に見合う政治というのがこの国の大きな課題であるように思います。
原子力業界の内情 ― 2012/01/01 23:26
原発の話題が続いてしまいますが、こんな重要なニュースを見たので、ここでも紹介します。
http://www.asahi.com/national/update/1231/OSK201112310119.html
中立的な立場で国や電力事業者を指導する権限を持つはずである内閣府原子力安全委員会の委員24人が、過去5年間に、原子力関連の企業・業界団体から計約8500万円の寄付を受けていたとのこと。行政と業界の癒着を示す以外の何ものでもありません。
この8500万円、もらった原子力安全委員会委員の方には今すぐ返却するように要請し、原発事故のおかげで避難所生活を送っている人々の支援や、除染費用等のために使うべきだと思います。
謹賀新年&1年を振り返っての雑感 ― 2012/01/01 03:04
先ほど、地元の神社への初詣から帰ってきました。今回はジュリウスも連れて行きました。それほど寒くなかったので、1時間近く並んでも大丈夫でしたが、ジュリはさすがに眠くなったのか、帰りは歩きたくないー、とぐずり、お菓子を買ってあげるから、となだめすかさなくてはなりませんでした。
しかし、2011年はえらい年でした!個人的にも、3月にピーターの2度目の発作、8月の転職/アディスへの引っ越し、その後のエチオピア暮らしと苦労の連続でしたが、何と言っても東日本大震災と福島の原発事故は、海外に住んでいて直接影響は受けていないといっても、日本人として強烈な事件でした。特に原発事故を機会に、「原発のウソ」を始め、いくつか本を読んで、原発の恐ろしさとこれまで原発のことを何も知らなかった恐ろしさに愕然としました。私は日本というと子供の権利が守られないこと(児童虐待を防ぐ措置があまりにとられていなすぎなこと)と死刑制度廃止へ向けての世論形成がされないことを(沢山あるこの国の問題の中でも)特に問題視してきましたが、原発は確実に私にとっての新たな重要課題と思うようになりました。
そんな中、紅白を見ていて思ったのです。日本人の我慢強さ、地道に努力する性質、困難を乗り越えていく力、などは、もちろん美徳ではあるし、世界に誇れるものです。でも、この長所が、今回の大災害からの立ち直りに関しては、もしかすると短所となってしまう可能性も大きいと。今年の紅白は、私の印象では「大災害で被害を受けている人を励まそう」というカラーがものすごく強かったと思います。つまり「皆で頑張ろう!」というメッセージ。これはこれで素晴らしいことです。そして、今までもあらゆる困難から立ち直ってきた日本人は、今回もそうやって世界が驚くほどの復興を、驚くほどの早さで、成し遂げることだと思います。でも、その中で、原発事故という「人災」がなぜ起こったのか、起こした責任者はどう責任を取るのか、そしてもう2度と同じような事故を起こさないためにはどうするべきか、そういった議論が「皆で頑張ろう!ムード」に流されてしまってはいけない、と思うんです。そういう意味では、大震災と原発事故を同じように扱ってはならないと思います。原発に関しては、徹底した原因究明と、責任の所在を明らかにすること、そして新たな災害の防止、つまり日本に54基ある原発をすべて停止し、放射能廃棄物の処理について開かれた議論をし、代替エネルギーの開発へ力を注ぎ、原発で既得権益を築いてきた官僚組織を解体すること、これなしに、本当の意味での事故収束はありえないです。
新年早々、重い話題になってしまいましたが、2012年は日本にとって生まれ変わりの年にならないといけないと思います。日本がよい方向に変われるように、私たちはもっと行動を起こさないといけない、と思います。もう10年以上選挙に行っていない私がこう言うのも何ですが…。(言い訳っぽいですが、在外選挙の手続きをもっと簡素化して欲しい…。)
個人的な意味では、今年1年は仕事で成果が出せるように集中して頑張り、家族のアディス暮らしが楽しいものとなるようにしていきたいです。ジュリはこの点では大丈夫だと思うのですが、ピーターは相当参っているみたいなので…。新年の抱負というよりは、とにかく過去4ヶ月の経験では相当しんどいとわかってしまったアディスでの暮らしをなんとか乗り切っていければ、という感じです…。やっぱさすがにせっかく引っ越してきたからには、最低2年は頑張りたいので…。さて、どんな1年になるでしょうか。
最近のジュリウス:初めての歯の治療 ― 2011/12/28 17:20
エチオピアのような所から日本のような先進国に来て、しておきたいことといえば健康状態のチェック。特にエチオピアは医療の面では遅れているので…。それでジュリを初めて歯医者に連れて行きました。前から虫歯があるのはわかっていたのですが、乳歯だし、治療しなくてもいいのでは、なんて思っていたら、大間違い。歯医者さんに、虫歯になっているのは10歳ぐらいまでは使う歯なので、今治しておかないと後から痛くなる可能性が大きいと言われてしまいました。
仕方がないので、昨日から2回の治療。私自身は虫歯の治療ってしたことがないので、麻酔の注射もドリルで削るのも、想像しただけで恐ろしく、初診から昨日までの約1週間、自分のことでもないのに歯医者のことを考えては憂鬱になっていました。でも、最近の子供歯医者はすごいです。笑気ガスを使う(しかも、フレーバー付き!ジュリはイチゴ味を選びました)ので、リラックスして治療が受けられ、天井のテレビでは子供の好きなアニメが流れていて、ジュリは全く恐がりも泣きもせず、日本らしいものすごい手際の良さで、30分で無事終了。うそのようなあっけなさでした。ピーターはいつ注射をしたのかもわからなかったと言っていたほど。私はちゃんと注射されてる時はわかりましたけど。終わったら前回もそうでしたが、風船をもらってご機嫌。
ジュリはぜーんぜん痛くなかった!と言っていたものの、麻酔で片方の口が変な感覚がするのは気持ち悪かったようで、何度も「いつになったらこの感じがなくなるのか」と聞いていました。でも、それ以外は全く悪いイメージはなかったみたい。もう少し「歯医者に行くのは嫌だ=きちんと歯磨きをしなくては」という理屈づけ(?)ができないと困る気もしますが…。これで2回目の治療もすんなりいきそうでほっとしました。
ただいま・ニッポン ― 2011/12/17 21:25
空港から空港までで約15時間の旅程を経て、成田に着きました。今晩は空港の近くのホテルに泊まっています。ドバイから成田までは予定よりも早く9時間弱で着いたので、ほっとしました。フランクフルトから10時間以上の長いフライトよりは、今回のアディスからドバイまで4時間、トランジット2時間プラス9時間の方が楽な気がしました。それとエミレーツ航空はやっぱよかった。私のお気に入りの航空会社の1つです。しかし、やっぱり疲れたー。そうそう、飛行機では平均年齢70歳ぐらい?と思われるお年寄りのツアー客が沢山いて、日本のおじいさん・おばあさんたちって元気だなあ、と感心してしまいました。
これまでの4ヶ月間、ずっと「アディス暮らしも悪くない。いいことも沢山ある」と自分に言い聞かせながら暮らしてきたのですが、アディスの空港に着いた頃から、「やっとここから脱出できるー!」という思いでものすごく嬉しく、改めてやっぱアディス暮らしのストレスがたまっていたんだなあ、と思いました。そして飛行機に乗ってからは、日本での暮らし、つまり基本的に清潔で食中毒に頻繁に悩まされることもなく(そういえばジュリが出発の前夜に1時間おきに吐き続けたので相当心配しました。幸い今は大丈夫みたいですが)、蚤にさされることもなく、教会からの拷問のような大音量の騒音のせいで寝不足になることもなく、アディスでは毎日のように起こる停電もなく、古い車から出される真っ黒な煙を吸い込んで気分が悪くなることもなく、お湯がたっぷり出るお風呂につかれて、スーパーでは何でも手に入る、そういう暮らしに思いをはせて、「そもそもなんでエチオピアなんかに行くことにしたんだっけ?」と本気で考え込んでしまいました。
日本では当たり前の便利な暮らしが、アディスに住んでいると信じられない夢の国のように思えます。それでも昔は変わった国に住んで、面白い経験をするのが楽しかったのだろうと思いますが、うーん、正直もう疲れてきた…。やっぱりアディスの後はまた先進国に住みたいわ、としみじみ思ってしまいました。
とりあえず、日本での休暇、のんびり楽しもうと思います。
最近のジュリウス:通信簿、コンサート&歯が抜けた! ― 2011/12/09 20:45
ジュリは最近、アディスの学校に通い始めて初めての通信簿をもらってきました。最初に見た時、4段階評価でほとんどが2だったので、「あんまりよくないんだなあー」と思ったのですが、よく説明を読んでみると、この学校の評価基準では、1学期が終わった時点ではほとんどの生徒が1か2をもらうことになっているとか。1年を通して、一定のレベルに到達することを目標にしているので、この段階ではそれに向けて順調に進んでいれば「2」になり、それよりは遅い段階であれば「1」ということです。ほっとしました。ジュリは1はなくて、3をいくつかもらっていて、特にフランス語の読み書きは3でした。イタリア語という同じラテン語の基礎があるからかもしれません。学期毎に科学や社会科学に関する様々なテーマを扱う「ユニット・オブ・スタディー」はすべての項目で3でした。しかし、面白い評価システムです。他の生徒と比べてどうこうというのを考えないという意味では、究極の絶対評価という感じでしょうか。
昨日は、学校で幼稚園から2年生までの生徒のコンサートがありました。多国籍の生徒がいる学校らしく「クリスマス・コンサート」とは言わず、「ウィンター・コンサート」だったのですが、ジュリは歌も楽器も、よくやっていました!親としては彼が一番前の列の真ん中にいたのが見やすくて嬉しかった…。しかし、こう言ってはなんですが、何をやってもカオスだったトリノのインターナショナル・スクールと比べて、すごくよくオーガナイズされていました。先生方も一生懸命なのがよく伝わってきたし。
そして、数日前、ついにジュリの歯が初めて抜けました。この歯はかなり前からグラグラしていたのですが、なかなか抜けず、ジュリはもう待ちきれないとでも言うように、ある日意を決して力一杯引っ張ったら、抜けたのでした。学校では、抜けた歯を枕の下に入れておくと朝になると歯がなくなっていて、「歯の妖精」が代わりにお金を置いていくんだ、というのが定説になっていたようで、ジュリもワクワクしながら歯を枕の下に置いていました。翌日、1ブルを見つけたジュリは「やっぱり歯の妖精はいるんだー!と大喜びでしたが、「どうしてエチオピアのコインなんだろう?」とも言っていました。米ドルを期待していたんでしょうか…。写真は歯が抜けた直後に撮ったものです。
いろいろ心配しましたが、ジュリのアディスでの4ヶ月は振り返ってみるとびっくりするぐらい順調だったなあ、と思います。来学期からも私とピーターの分までアディス暮らしを楽しんで欲しいものです。
近況:その5 ― 2011/11/25 18:05
またまた久々の更新になってしまいました。
前に書いた車の書類の件では、もちろん何の進展もなく、未だにナンバープレートの申請はできていません。もうあきれるしかない…。一方、自動車免許証はついに取得できました。これがエチオピア暦の年月日で有効期限等が書いてあるので、更新するのを忘れてしまいそう…。
そしてこれも前に書いた、近所の教会からの深夜のスピーカーでのお祈りの放送…。この前は何の祝日か知りませんが、夜中の2時半に大音量でがなり始め、もちろん朝までこれが続き、翌朝は寝不足で仕事にも身が入りませんでした。うちはジュリが全くこれを気にする様子もなく寝てくれるのでまだいいようなものの、赤ちゃんがいる家だったりしたら、このお祈りの放送のせいで家庭崩壊しても仕方ない気がします。それぐらいの大音量なのです!数週間前、ピーターは我慢の限界だ!と言って、ついに教会の神父さん(?)に話をしに行きました。その後、ほんの少しだけ音量が低くなったような気が…。うわさによると、来年からこの放送の音量に政府の規制がかかるということですが、どうでしょう。エチオピアはとても信心深い人々の国なので、そんなにあっさりとお祈りの放送がなくなるとも思えません。しかし、こんな拷問のような大音量に皆耐えているというのは…。
苦労話が続きますが、数週間前は、私たちはまた蚤に悩まされていました。エチオピアに来てすぐ1ヶ月泊まっていたゲストハウスで蚤攻撃にあい、ゲストハウスの人に文句を言ったら、きっと殺虫剤をまいたのか、しばらくしていなくなりました。その後、今住んでいる家にマットレスを買って引っ越したら、そのマットレスに蚤がいたようで、またひどい攻撃に。マットレスを日光にあてたり、殺虫剤をまいたりして、しばらくしたら大丈夫になりました。ところが、数週間前に行った映画館に蚤がいたらしく、映画が終わった後、私の背中がひどいことに…。この蚤が私の洋服に潜んでいたのか、翌日にはお腹がやられていました。また殺虫剤を撒き続けて、数日したら解決したのですが…。蚤に刺された跡というのは、刺されたことのある人は知っていると思いますが、いつまでも痒く、しかも跡が長く残ります。私は3ヶ月前に刺された跡もまだ残っているぐらい。同僚の何人かに話したら皆蚤に刺された経験を持っていて、アディスは蚤天国だとか。ジュリも赤い跡が沢山あるのがかわいそう…。
こんな所が、国連の赴任地のカテゴリーとしては、NYやヨーロッパの本部と同じというのは、おかしくないでしょうか…。普通はこれぐらい途上国な環境だと、違うカテゴリーで、ホーム・リーブも毎年とれたりするのですが…。ま、もうすぐ(自費で)日本に帰れるので頑張ります。
初めての家族週末旅行 ― 2011/11/12 08:18
先週末は、初めて家族でアディス近郊へ週末旅行に行ってきました。デブラ・ゼイトという、渋滞がなければアディスから1時間弱で着く火山の火口湖が沢山ある所です。実はここには私は前述のヨガ合宿で数週間前に行ったのですが、その時、ピーターとジュリウスも日帰りツアーでこの地域に来ていて、湖をはさんで反対側のホテルで休憩していたピーターと電話で話したりしていました。でも、家族で来るのはこれが初めて。
とにかくのんびりしたいということで、私がヨガ合宿で泊まったビューポイント・ロッジという宿に着くと、ひたすら本を読んだり、昼寝したりしながら、湖に面したすばらしい景色を楽しみました。このロッジ、ベルギー人の旦那さんとエチオピア人の奥さんがオーナーなのですが、とても感じがいいです。食事もシンプルながらおいしいし。そして、このロッジには10匹ぐらいのリクガメがいるのです。ジュリは大喜びでした。彼が写真で手に持っているのは小さいですが、他のはかなり巨大です。夕方になると、ジブチから来たというフランス人の2組の家族が来て、彼らにはジュリと同じぐらいの歳の子供が5人いたので、ジュリはすぐ彼らと仲良くなっていました。ジュリは学校でフランス語のクラスがあるので、もしかしてフランス語も少しは使っていたのかな…。食事の時間も、子供達だけのテーブルに自分も加わって、かいがいしく皆のお皿にケチャップを分けてあげたりしていました。トリノにいた時もそうでしたけど、ジュリは本当にすすっと他の家庭に混じってしまうのがうまいです。
翌日もとにかくのんびりし、お昼を食べてから帰途に着きました。アディス暮らしは楽ではないですが、こういうところに時々来てのんびりできれば、かなり気分的に楽になれる気がします。
近況:その4 ― 2011/11/11 17:51
日本語の使える自分のコンピューターでインターネットを使えることが1ヶ月に数回しかないので、またまた更新が遅れてしまいました。この間、2週間ほどまえ、ついにジブチから荷物が届き、家の中はすごいことになっていたのですが、毎日来てくれているお手伝いさんのおかげで、だいぶ片付いてきました。これで引っ越しに関わるストレスは終わりかと思いきや、実はまだ難問が残っており…。コンテナの中に入って一緒に届いた私たちの車の件で、書類に不備があったとかで、まだ正式な税関からの書類をもらえておらず、これがないとナンバープレートの申請ができないので、車に乗れないのです。こういうことがあるという話は聞いていて、ひどい時は数ヶ月以上自分の車に乗れないということがあるそうです。私たちはまた毎日のようにメールや電話で引っ越し会社に連絡し、今すぐどうにかしろー!と言っているのですが、進展なし。ほんと、はっきり言って、救いようがないです。
こんな中、私は先週の日曜の夜から食中毒でダウン。何がいけなかったのか未だにわからないのですが、こんなにひどい下痢はしたことがあっただろうか?(タジキスタンやアフガニスタンでした下痢でさえここまでひどくなかったような…)というレベルでした。幸い、月曜が国連の祝日だったので、1日ベッドで寝ていることができましたが…。そして母にもらった抗生剤を、1日1回飲むべきところを間違って1日3回飲んでしまったので、1日で治りました。しかし、辛かった…。それにしても、ジュリはアディスに来てからお腹をこわしたことがありません。っていうかここ数年、お腹こわしたことはないけど。強靭な内蔵です。
最近のジュリは、ご近所に住む、ラッキーという名前の10歳のエチオピア人の女の子ととっても仲良くしていて、私が仕事から帰る頃にはいつも彼女の家にいていません。そして最近ついに前歯が1本ぐらぐらになりました!本人は引き抜きたくて仕方ないみたいなのですが、まだちょっと時間がかかりそう。それから、来週から、ジュリは9月から始めたテコンドーに加えて、カンフーのクラスも始めます。本当に彼が一番アディス暮らしを楽しんでいるような。
私の仕事は引き続き忙しく、特に部下のマネージメントでいろいろと苦労しています。5人も部下を持つのは初めての経験なので、学ぶことばかり。勉強にはなりますが、疲れます。
アディスに来てもうすぐ3ヶ月ですが、なんだかもう半年以上いるような感じが…。こんなに長く旅行にも出ずに1カ国にいるのは珍しいので、私もピーターもかなり閉塞感を感じています…。年末の一時帰国が待ち遠しい…。
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