スリランカ着任。2017/03/23 20:22

なんだかバタバタと超忙しくしているうちに、コロンボに来てから既に1ヶ月が経ちました。なんかあまりに充実した日々で、もう3ヶ月ぐらいのような気分ですが…。

新しいスリランカのチームは、ベトナムと比べて平均年齢がぐんと低く、若々しいエネルギーに満ちていてとてもいい感じです。私の右腕になるはずのポストが今空席なので、このまま続けていくにはちょっとキツすぎる仕事量ではありますが(モルジブも見ないといけないし)とても楽しくやっています。

そんな中、先日やっと外務大臣に会い、正式に就任の挨拶を済ませることができました。これを「プレゼンティング・クレデンシャル」と言いますが、この挨拶をするまでは、外交上は正式な所長ではない、とされています。写真はその時のもの。頑張ってサリーを着て行きました。これ、インド・シルクで総手刺繍の模様が入っています。写真ではブルーに見えますが、実際は緑がかったコバルトブルーのような色。私の大好きな色で、一目惚れして買ってしまいました。着付けはもちろん自分でできるわけもなく、スタッフに手伝ってもらいました。これからもっとサリーを買いたい!と思っているので、いづれは自分で着付けもできるようになりたいです。

サリーって着てみると意外と動きやすく、快適。着せてくれたスタッフが、解けないようにといくつもピンを使ってしっかりと着付けてくれたからかもしれません。「これなら走っても大丈夫よ!」とまで言われました。最初は外務大臣に会ってオフィスに戻ったら着替えようと思っていたのですが、結局1日中着てました。

2ヶ月目に突入した新しい仕事、これからも頑張ります〜。

お別れ会。2017/02/12 21:08

スリランカへの出発もはや1週間となってしまった今日、私がヨガの先生の免許を取ったスタジオで、お別れ会を開催しました。この会をやるかどうかについてはかなり迷いがあったのです…。オフィスでは辞める人のためにいつもお別れ会があるので、自分の事務所の人にはお別れする機会があるし、日本人国連職員の方もお別れランチを計画して下さってるし。わざわざやらなくても?とも思ったけど、ヨガ関連の友達とは特にグループとしてお別れする機会もないし、去っていった友達でこういう会をやった人は多くて、それはそれでいい機会だなあと思えたので、やってみました。結果、やってよかった!

スタジオのスタッフはものすごく気合を入れてくれて、すごい飾り付け…。バレンタインも兼ねて、って感じもしますが…。ベジタリアンのお料理もすごく美味しくて、好評。40人ぐらいの友達・同僚が来てくれて、楽しいひと時を過ごすことができました。

写真はうちのオフィスのスタッフと。彼らには私が所長代理だった時に沢山支えてもらって、すごく親しくなったので、本当に去るのかと思うと相当辛いです…。でも仕事も残りあと1週間、頑張ります!

2度目の新年&お引越し2017/01/27 20:03

ベトナムは陰暦を使うので、今日が大晦日。ここ1週間ぐらいは年末の買い物をする人で、交通渋滞がすごかったですが、昨日ぐらいからだいぶ静かになってきました。今日は開いているお店も少なかったです。大家さんから頂いた、お正月には欠かせない、バインチュンという巨大ちまきみたいなのを美味しく頂いてます。

その後、無事スリランカ政府からの承認の手紙が届き、私の出発は2月19日ということになりました。ジュリが7年生を終えるまで、彼とジュリはハノイに残るので、4ヶ月離れ離れ。私が先に行くというのは実は今回が初めてなのですが、家族全部の引越しを今は心配しなくていいというのは、だいぶ気が楽です。理想的には離れ離れの期間が1・2ヶ月だったらよかったんですけどね。まあ、頑張ります。

旧正月休みで明日からは家族でクアラルンプールに遊びに行ってきます。私がクアラルンプールに行くのは多分25年ぶりぐらい?美味しいお料理があったのだけしか覚えてないのですが、楽しみです。戻ってきたら2週間で出発。忙しくなりそうです!

あけましておめでとうございます。2017/01/01 08:55

あけましておめでとうございます。今年も無事年越しを日本で迎えられることができ、感謝。振り返れば、なかなか大変な1年でした。特に仕事の面で…。とにかく我慢に我慢を重ねなければならない場面ばかりで、この年になってもまがったことの嫌いな私には、納得のいかないことばかり。ストレスもたまりまくり。でも、前の上司のおかげで、所長への昇格試験も受けさせてもらうことができ、合格しただけでなく、年末には次のステップへのオファーまで頂き、結果としてはいい1年だったのだと思います。プライベートでも、ヨガの先生の資格を取り、ジュリは学校でも特に問題なく、ピーターはマラソンという新しい趣味を開拓してめちゃ痩せたし、まあ充実した1年でした。これも支えて下さった沢山の人々のおかげです。

さて今年はまたまた変化の年になりそうです。でも一説によると天秤座は12年に一度の幸運年らしいので、幸運をうまく活かせるように頑張りたい。苦しいことも沢山ある1年になるんだろうと思いますが、与えられたチャンスをしっかりと受け止め、いい仕事をしたいです。もちろん、家族へのサポートも大切に。特にジュリはあんまり新しい環境に馴染むのが得意でない性格なので、なんとかスムーズに移行できるといいのですが…。とにかく前向きに、1日1日を大切にして過ごしたいです。今年もどうぞ宜しくお願いします!

パラダイス洞窟2016/12/21 08:22

今週初め、私の今年最後の出張で中部のクアンビン省へ行ってきました。クアンビンの省都、ドムホイにはハノイからはベトナム航空は1日1便しか飛んでいなくて、その関係で、日曜日の早朝に着き、会議は月曜日、帰りは火曜日という旅程で行ってきました。

日曜日朝10時にはホテルにチェックインして、クアンビンのプロジェクトチームとのランチ、その後は自由行動だったので、有名な洞窟のうちの一つ、パラダイス洞窟へ行ってみることにしました。ちなみにクアンビン省には他にも沢山洞窟があり、最近見つかったうちの1つ、ソンドン洞窟は、6日間かけて奥まで探検するツアーというのがあり、費用は30万円以上で予約をしても1年待ち、とからしいです。私たちが行ったのは、もちろんもっとお手頃な洞窟です。

しかし、洞窟に入る前が実は大変でした。ランチを食べたレストランのサービスがものすごく遅く、ドムホイを出発したのが既にかなり遅かった上、一緒に行ったベトナム人たちがぜひボーグエンザップ(クアンビン省出身のベトナム戦争のヒーローで、2013年に亡くなりました)のお墓まいりに行きたいと言うので、全然違う方向の遠い場所にあるお墓へまず行きました。それから洞窟へ向かったので、洞窟に着いたのはチケット販売期限ギリギリの午後4時半。と思ったら、4時半は夏の営業時間で、冬は4時だって…。わざわざ来たのでめちゃめちゃがっかり…。そこで同行していた人たちが、クアンビン省政府の高官に連絡を取ってくれて、なんと特別に入れてもらえることに!!!

ベトナムではハロン湾にある洞窟にも行ったことがありますが、このパラダイス洞窟はまたかなりすごかったです。規模が違う!秋吉台もこんなにはすごくなかったような…。ここに写真1枚しか載せられないのが残念です。そして何よりもよかったのが、特別に最後に入れてもらったので、他の観光客が全然いなくて、思う存分写真を撮りまくれ、好きなペースで歩きまわれたこと。すごくいい気分でした。

私たちは木製の通路を歩くコースを2時間ぐらいかけてまわったのですが、もっと長いコースで、実際に洞窟の底(?)を歩いて奥に進むのもあるとか。今度はそんなん試してみたいです〜。

当たり前のことですが、普段は出張に行っても観光する時間はほぼなく、下手するとずーっとホテルに缶詰状態とかなので、今回はみんなで洞窟ツアーができてよいチームビルディングにもなりました!

メダル授与2016/12/20 20:05

おめでたい話続きですが、先週、私と同僚2人は、ベトナムの労働省(正確には労働傷病兵社会問題省)から名誉なことにメダルを頂戴することになりました。毎年11月25日は、国連で決められた女性に対する暴力撲滅のための日なのですが、この日から12月10日の世界人権の日までを、「16日間のアクティビズム」として、各国で女性に対する暴力をなくすためのキャンペーンが実施されています。ベトナムも例外ではなく、今年は労働省のリーダーシップの元、国連のサポートを受けつつ、キャンペーンが展開されました。このキャンペーンの終わりを記念するイベントの一部として、メダル授与式があり、私たちの事務所の過去数年に渡る、女性と子供に対する暴力撲滅のための仕事に対する協力を感謝する、という意味で、表彰して頂きました。(今年1年の仕事という訳ではないので、うちの所長は貰えませんでした。)

実はこのメダルをもらうかどうかにはかなり迷いもあったのですが、せっかく言ってもらってるのをお断りするのも悪い気もしたし、スタッフのモチベーションという意味でも、よい影響があるのではと思い、受け取らせて頂くことにしました。国連の規定で、あくまで「オフィスを代表して」頂くということになるのですが、それでも大変名誉なことです。ピーターは私以上に「自分のワイフがメダルをもらうなんて!」と興奮していましたが。

このメダル、所長・副所長レベルの国連職員がベトナムを去る時にはよく頂けるらしいのですが、「離任にあたって」という形でなくてメダル授与されるのは、うちの事務所では私が初めてらしいです。(まだ政府にはスリランカに行くこと、報告してないので。)また、メダル授与の候補者は、家族を含めて詳細な素性のチェックがあるそうで、例えばピーターに犯罪歴があったりしたら、私がメダルをもらえることはないそうです…。

これを機に、益々女性の権利に関する仕事に頑張って行きたいと思います!

お知らせ。2016/12/11 09:54

最近、びっくりな知らせを受け取りました。私が今働いている国連人口基金のスリランカ所長の仕事のオファーが来たのです。

前に書いた通り、私は今年5月に所長になるための資格試験を受けて無事合格したので、いづれは所長として赴任したいとは思っていました。でもアジアで治安もそれほど悪くなく、よい学校があって、もうすぐ所長が替わる時期の国というのはほとんどなく、その中ではスリランカが一番いいなあ、と思っていました。先月スリランカ所長のポストに募集がかかった時には、とても嬉しく、でも人気のある国だし、私はまだ国連人口基金に入って3年も経たないので、あんまり可能性はないのかなあ、と思いつつ応募しました。

応募した時は、結果発表は12月半ばだと聞いていて、まあそういっても12月はいろいろ忙しい時期だし、クリスマスもあるし、きっと結果は来年だろうと思っていました。そしたら12月6日にNYからメールが来たので、えらいびっくりしました!もちろん、嬉しくて嬉しくて、興奮で数日はよく眠れなかったぐらいです…。

所長職は、外国の大使と同じレベルの扱いなので、ホスト政府の承認が必要です。これには候補者の国籍等によっては数ヶ月かかるので、まだ実際に引っ越すまでには少なくとも3・4ヶ月かかりそうですが(今の所長が異動するのも待たないといけないので)本当に幸せな気持ちです。もちろん、大変なことは沢山あるとは思いますが、ベトナムで所長代理を去年10ヶ月やって以来、もう副所長を長く続けていても学ぶことがないと感じてきたので、もうすぐまた所長として新たなチャレンジに取り組めるのは、願ってもないことだと思っています。ベトナム滞在が3年ちょっとで終わるのは寂しいですが…。これも運命でしょうから仕方ありません。

ちなみにスリランカは、北部での内戦も終わり、2015年にあった国政選挙の結果、かなりリベラルな政権に変わったので、いろいろと面白いことができそうな環境のようです。ベトナムと同じ中産国なので、私たちの仕事もアフリカの最貧国でするような家族計画のサポートというよりは、女性に対する暴力の問題や、青少年の成長、国勢調査を始め人口データに関する仕事など、政策に関わる仕事が多く、ベトナムでの経験が活かせるものになりそうです。それと、実はすごい親日国だそうで、日本人としては仕事がやりやすそう。これもベトナムと同じ…。

こんな希望通りの仕事を頂けるのも、これまで支えて下さった方のおかげ。感謝の気持ちで一杯で、残りのハノイ暮らしを楽しもうと思います。

大気汚染2016/12/10 20:29

またまたえらいご無沙汰になってしまいました。11・12月は一番仕事が忙しい時期なのです。今日もバンコク出張から帰ってきたところ。来週・再来週とあと2つ国内出張も入っています。

私の最近のお気に入りと言えば写真の空気清浄機!ハノイの大気汚染はかなりのレベルなので、先月3つ購入しました。気のせいか、これを買ってからよく眠れるような感じがします。ピーターがいろいろリサーチして、シャオミーという中国のメーカーのがいいと言うので、これにしたのですが、お値段もお手ごろだし、デザインもシンプルで気に入っています。携帯のアプリを使って、いろんなデーターが見られるようになっているのですが、残念ながら我が家のインターネットの質ではこれが使えない…。でも正面の小さなランプの色で、汚染のレベルはわかるようになっています。

ほんとはこんなの要らない環境に住みたいですけどね…。綺麗な空気のありがたさを思い知らされます。

ハノイの道端:その82016/10/30 16:14

今月は、仕事が超忙しく、しかも日本にちょこっと帰っていたりしていたらあっという間に終わりに近づいてしまいました…。

今月24日は私たちが早朝のウォーキングを始めた1周年でした。元々私の座骨神経痛対策のために始めたウォーキングですが、朝5時起きも慣れてしまえばそんなに辛くなく、雨が降っている日や旅行で早朝出発する日などを除けば、ほぼ毎日続けて1年が経ちました。座骨神経痛はまだ完治はしていませんが、でも痛くて靴も自分で履けなかった頃からはだいぶ回復して、今では時々ウォーキングにジョギングも混ぜてるぐらいです。

このウォーキングの後、週末はよくローカルなお店で朝ごはんを食べます。以前に「ブン・ジヨウ」は紹介しましたが、こちらは「ブン・チャー」というお料理。外国人には一番ポピュラーなローカルフードの一つだと思います。手前のお皿に入っているのはつけ汁で、中にはバーベキューしたお肉と野菜・ニンニクが入ってます。これにお好みで緑のハーブを入れて、左奥にある米麺をつけて食べます。右手の赤いのが入っている瓶はとうがらしのソースです。ピーターはブンチャーが好きでいろんなとこで食べていますが、このお店のはかなり美味しい方みたいです。

ちなみに、この写真はピーターが撮りました。ハノイの道端の雰囲気が出ていて、いい感じです!

次期国連事務総長2016/10/09 08:44

次期国連事務総長候補が安全保障理事会全員一致でポルトガル人のアントニオ・グテレス氏に決まったことは、当然のことながら、国連職員の間でもっぱらの話題の種なのですが、ここで私見も述べたいと思います。結論から先に言えば、私は彼に決まって良かった!と思っています。女性じゃなくて残念という気持ちはもちろんない訳ではないですが、彼のバックグラウンド、経験、リーダーシップ能力、どこから見ても、最適任だと思えるからです。今年4月の時点での、国連に対するビジョンという演説をビデオで聞いても、すごい!と思わざるを得ませんでした。「私は、とても恵まれた人間だと思っています。だから、この世界に対して貢献する義務がある」から始まる彼のスピーチは、平和と人権という国連憲章の精神に基づき、現在の国際社会が抱える問題を武力でなく、国連という枠組を使っての外交によって解決するという決意に満ち溢れていました。国連公用語6つのうちの3つ(英・仏・西語)を自在に使ってのスピーチを聞きながら、この人の元で働いてみたい、と思ってしまったほど!

知られている通り、彼は最近まで10年間、国連難民高等弁務官として国連での難民問題担当の最も高い地位にいました。難民問題が、現在の国際社会の最重要問題の1つであることは否定しようがなく、その意味でもよい人選だと思います。そして、国連というのは超巨大官僚組織なので、私としては、やっぱりそこでの経験があった人の方が、早く結果が出しやすいように思うのです。コフィー・アナンも国連で叩き上げのキャリアだったし、全く外部から来た人が、国連という組織の動き方を理解するのに数ヶ月もかかるようじゃ、なかなか難しいと思います。

ちなみに、今回の決定で、慣習だった国連事務総長ポストの地域輪番制が崩れたことになります。今回は、東ヨーロッパの番、ということで、候補者の中にも沢山東ヨーロッパ人がいた訳で、最後の最後になって、新しくもう1人ブルガリア人女性がレースに参加してきたりしました。でもやっぱり実績重視で、グテレス氏になったのだろうと思います。

一方、各国所長レベルの人の反応を見ていて、面白いことがありました。男性の所長は「女性でないのが残念」とか「女性の方がよかった」と強く主張する人が多いのに比べ、女性の所長はグテレスでよかった!という人が多かったこと。これは何なんでしょう。男性所長は、ここで「女性がよかった」と言わないと、政治的に正しくない、と思っているからでしょうか?私に言わせれば、これまでフェミニストは、女性の社会・政治参加が「トークニズム(体裁を整えるために女性の参加を促したりすること)」にならないように、という主張を続けてきたのに、ここで女性でさえあればいい、ような主張をするのは、かえって女性に失礼だと思うのです。ちなみに、グテレス氏は、国連内での男女の雇用機会均等をとても重視していて、副事務総長もきっと女性が入ると思いますし、きっと重要ポストにも今よりずっと女性が登用されるだろうと思います。

新しい事務総長で始まる、新しい国連。どんなものになるのか、とっても楽しみです。