最近のジュリウス:フォトグラファー2010/08/18 18:52

ドイツのおじいちゃんからのジュリウスへの誕生日プレゼントは、デジタル・カメラでした!ピーターは「子供用のもの」とお願いしたらしいのですが、届いたのは普通の大人用のもの。でも、ジュリは基本的な操作は既に覚えてしまったようです。

という訳で、最近のジュリはしょっちゅうカメラを構えては、写真やビデオを撮っています。あまり考えずにシャッターを押すのが逆にいいのか、時々なかなかびっくりのいい写真があるのです。そんなジュリの撮ったものをまた今度紹介したいと思います。

写真はカッシーナ・ヴローナでカメラを構えているジュリウス。バックの景色がすごいでしょうー。この景色を見ながらお食事をする時、もうイタリアに永住してもいっかー、という気分になってきます…。

3度目のレバント&チンクエ・テッレ2010/08/18 21:29

夏休み旅行記の続きです。アクイ・テルメの後は、ピエモンテ州からリグーリア州の海岸へ出て、ジェノア経由でレバントへ向かいました。チンクエ・テッレは基本的に車で入れないので、レバントに泊まって、電車でチンクエへ向かうためです。私たちにとっては4年ぶり3度目のチンクエですが(なんか高校野球みたい!)うちの両親にとっては初めてでした。

レバントでは、ホテル・ナショナルに泊まりましたが、ロケーションはいいし、受付の人々も親切で、なかなかいいホテルでした。そして改めて、この町、好きだなあと思いました。前回は6月と10月に来たので、夏のピーク・シーズンに来るのは初めてでしたが、人が多いながらもコミュニティーっぽい雰囲気があって、海の近くに大きな公園もあり、なんか観光地っぽすぎないのが居心地良いのです。

このレバントでは、ジュリが迷子になって大変な思いをしました。母とワインやオリーブオイルのお店を見ていて、ふと気がつくとジュリがいないのです。店の周りや近くの公園も見ましたが、どこにもいない。青ざめてピーターに電話して、どうしよう、と思いながらしばらくすると、ジュリがイタリア人のおばさんに連れられてきました。お礼を言って、ジュリにどうしたのか詳しく聞くと(だいだいどうやって戻ってこられたのか?)私の姿が見つからない、と思い、自分でホテルに戻ろうとして歩き出し、迷って道ばたで泣いていたら、このおばさんが話しかけてくれたとのこと。おばさんは「ママはどんな服を着ていた?」と聞くので、ジュリが説明すると(もちろんイタリア語で)じゃあ、探しに行こう、と一緒に歩きまわって探してくれたそうです。ほっとしました。親切なおばさんがいたのもありがたいけど、こういう時、ジュリがしっかりイタリア語を話せるのもよかった。

レバント1泊目は、前にも何度か行ったシーフードのおいしいレストラン、トレ・カンティーナへ。ここでは約20種類のシーフードの前菜が出てくるのです。両親はそれを注文して、ほとんど全部食べきっていました。私はシーフード各種のフライ、ピーターはマグロのステーキをたのみましたが、どちらもすごい量…。ここはデザートもおいしいのですが、とても入りきりませんでした…。

翌日は、チンクエ・テッレへ。今回もリオマッジョーレ(レバントから5番目の町)からマナローラへの愛の小道を歩いてから、さらにコルニーリアへ歩き、コルニーリアでは、駅から300段以上ある階段を登って、町を見ました。ここから船で他の村へ行こうと思っていたのですが、後からコルニーリアには船が来ないとわかり、この時点で暑さにかなりばてていたので、電車でレバントへ戻りました。あまりの暑さに食欲も出なかった…。この日は、アペリティーボで軽く夕食にしました。

レバント3日目は、朝、ミラノへ向かう両親を電車の駅まで送ってから、私たちは電車でヴェルナッツァへ。ここの町には来たことがなかったのですが、なかなか素敵な所でした。ここでもジュリウスを巡って大変なことが。私が入ったお土産屋で、金の縁取りがある150ユーロもする亀のペンダントを見つけ、それを欲しがったのです。いくらなんでも、150ユーロは高すぎるでしょう、と思い、何とか説得して、もっと安いのを探すことに。ヴェルナッツァから船でモンテロッソへ行き、そこで入った別のお土産屋で、5ユーロのを見つけることができ、ジュリは満足したようで。ほっ。

モンテロッソで軽くランチをしましたが、このレストランは当たりでした。私はシーフードのパスタ、ピーターはツナとタマネギのピザを注文して、どちらもおいしかった!隣に座っていたイタリア人家族がうるさすぎだったのだけが玉にきずでしたけど。

最後の夜は、1泊目に両親と行ったレストランで、20種類の前菜にチャレンジしてきました。全部食べられなかった…。ジュリは途中で寝てしまいました。

翌日は今回の旅行で一番長いドライブでしたが、途中で休みながら、無事に帰ってくることができました。私がアクイ・テルメに忘れ物をしてしまったので、アクイ・テルメのホテルへ寄ってからアスティまで田舎道を走りましたが、とてもいい眺めで、得した気分でした。

写真はリオマッジョーレで撮ったものです。