カンボジア旅行2015/03/09 22:24

また遅ればせな更新になってしまいますが、ベトナムの旧正月の休暇(今年は2月の第3週)に家族でカンボジアのシエムリープに行っていました。シエムリープといえばアンコールワットが有名ですが、アンコールワットは沢山あるお寺のうちの1つで、他にも沢山ヒンドゥー教と仏教のお寺があるのがシエムリープです。私もピーターもジュリもここに行くのは初めて。期待値はかなり高かったのですが、期待を裏切らない楽しめる旅でした!

この旅行には5泊6日で行ったのですが、3日間有効の遺跡を見られるチケットを買って、途中で1日プールでのんびりする日も入れて、ちょうどいい日程でした。遺跡はバイクに荷台のような形で座席をくっつけたバイクタクシーで周ります。とにかく遺跡のあるエリアは広いので、一番有名どころのアンコールワットとアンコールトムを除けば、特に混んでいるという感じもありませんでした。(韓国人の団体旅行客がすごい数でした!彼らにとっても旧正月のお休みだったからでしょうか。)しかし、どのお寺にも門から長い参道を通って到着するので、とにかく暑い中よく歩きました!遺跡巡りは体力的にはなかりしんどかったですが、さすが、すごく感動しました。私はやっぱりアンコールワットが素敵だなあ、と思いましたが、ジュリは木々の根っこがすごい迫力で遺跡にめり込んでいるタ・プロームの印象が強かったみたいです。(タ・プロームは映画トゥームレイダーの撮影にも使われました。)アンコールトムの中にある、バイヨンも迫力でした。しかし、12世紀にこんなに沢山のお寺をつくったクメール王国ってやっぱすごい。一時は今のベトナム・タイにあたる地域も支配下に置いていたぐらいですから。

遺跡巡りの合間に、ジュリの提案で、地雷博物館にも行きました。ここには5000個以上の地雷や武器が展示されています。博物館自体は古びた感じで、あまりお金がかかっていないのが明らかなのですが、地雷の恐ろしさやベトナム戦争がベトナム以外の近隣国に与えた被害など、勉強になりました。地雷は敵の手足を不自由にしても殺しはしない、というのが、殺してしまうよりも敵にとってはダメージになる(死んでしまった兵士よりも、負傷した兵士の方が看病などにかかるコストのため、財政的ダメージになる)というのを読んで、ぞっとしました。

とにかく、充実した旅でしたが、まだ見てない遺跡も沢山あるので、次回はまたそれも含めた旅程で来たいです。カンボジアという国にひきつけられた旅でした。

カンボジア・サーカス「ファー」2015/03/10 22:31

今回のカンボジア旅行で、遺跡の他に重要なハイライトがありました。「ファー」というサーカスを見に行ったのです。カンボジア内戦時に難民キャンプにいた青年たちが始めたのが母体というこのサーカス、いわゆるサーカスとはちょっと違った感じで、アクロバットが入ったミュージカルみたいな感じでした。とにかく観客を一体化してしまう力がすごくて、物語にぐんぐんと引き入れられてしまい、えらい感動しました。動物も大がかりな装置も何もないサーカスなのですが、若者たちの息のあった演技に、ひたすら圧倒されました。

演目は定期的に変わるのですが、私たちが見に行った時は、おばけが出てくる話だったので、ジュリは最初はすごく怖がっていました。でも、話が進むにつれ、大興奮。ショーが終わってから、サーカス・アーティストたちと写真を撮れる時間があり、ジュリはなぜかすごく恥ずかしがって、なかなか一緒に写真を撮ってもらいたがらなかったのですが、やっと最後の最後に撮ったのがこの写真です。テントを出る時に、メッセージを残せる場所があり、ジュリはショーのユーモアがあって笑えるのがよかった、というのと、とにかくチームワークがすごかった、という感想を書いていました。そして「僕もサーカスに入りたい!」とまで。あんなふうにパフォーマンスができるようになるには、相当練習を重ねて、体も強くて柔らかくないといけないので、ものすごく大変なことだと思うんですけど。

こういう活動が、カンボジアで辛い経験をした若者たちの生きる希望をつくりだしているとしたら、サポートせずにはいられません!ぜひぜひ、シエムリープに行く機会がある方には見て頂きたいです!

チュニジア出張。2015/03/10 23:02

カンボジアでの休暇からハノイに戻った翌日、私は今度はチュニジアへ向けて出発しました。チュニスで、2年に1度ある、国連人口基金のグローバル・シニアマネージメント・ミーティングというのがあったので、それに参加するためです。各国の所長と本部のえらい人だけが参加する会議なのですが、前述の通り私のボスはバンコクに異動してしまったため、私が所長代理としてベトナム事務所を代表して行ってきました。

私は大学時代に友達の詩ちゃんと一緒にチュニジア旅行をしたので、チュニスはこれが2度目。しかし、なんとチュニスで最後の夜に食べたものが悪かったのか、すごい食中毒になってしまい、空港に行く前の土曜日の半日はダウン。せっかくはるばる行ったのに、チュニジア観光をする時間はありませんでした。今回の出張のハイライトといえば、昔からの知り合いに再開できたこと。トリノ時代から知っている人たちや、バンコクから来ていた私のボスとも会えたし、去年の3月に新しい所長・副所長のためのトレーニングで一緒だった人たちとも会えました。この写真はエチオピア時代の知り合いと撮りました。

ミーティング自体は、国連人口基金が組織としてどういう方向に向かっているのかが、いろいろな人の話からわかったし、様々な国の人と意見交換できたのはよかったのですが、私の性格的には、200人を超える人が出席するミーティングに3日間連続で出るのは結構きつかった…。こういう大きすぎる会議って苦手なのです。しかも、大きな時差のあるところに行くのが久しぶりだったからか、時差ぼけが最終日まで抜けず、4時間ぐらいの睡眠の夜が続いたので、これもしんどかった…。それで体が弱ってて、食中毒にもなったのでしょうか…。

健康面では散々でしたが、意義のある出張でした!