ハノイの道端:その32016/07/03 09:42

社会主義市場経済を導入してから、早30年、ベトナムに観光客として来て、あまりこの国が社会主義だというのを感じることはないのではないかと思いますが(最近はお店等でのサービスも改善されてきてるし)ひとつまだ社会主義だ!と思えるのが、こういうプロパガンダ系の政府によるポスターです。ベト戦の頃から使われるようになったというポスターたちですが、この版画のようなデザインと色使いは、かなり面白くないですか?マグカップやノートのデザイン等、お土産にも使われたりしてるようです。中央付近にちゃんと明らかに少数民族の女性が描かれているのが、とても「政治的に正しい」感じがしますね。

ちなみにこのポスターは、5月末にあった国政選挙(はい、一応あるんです)のためのもので、皆が手に持っているのは投票用紙のようです。右下には、「選挙は国民全員にとっての関心事であるもの」というようなことが書いてあります。党大会や、ホーチミン生後又は没後何周年、といった共産党にとって大事なイベントがある時には、こういうポスターが街中で見られます。

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