よいニュース。2008/12/02 20:51

10月末のことになりますが、私は昇進をかけた面接を受けました。今と同じ、スタッフ・カレッジの同じチーム内で1ランク上のポジションが空席になったので、それに応募したのです。そしてその結果がやっと正式に今日出て、昇進決定となりました!

実はこのポストに応募するかどうかは私の中ではかなり迷いがありました。というのも、私は心のどこかで、私は既に1ランク上の仕事をしているという自負があったし、今のままのランクでも、いい仕事を続けて、結果を出していけるという気持ちがあったのです。つまり、自分が昇進することを自分が仕事をしている目的にはしたくない、という思いです。どうせ1ランク上になるなら、どこか別の組織の別の国のオフィスで働きたいという気持ちもありました。それにもちろん、自分が選ばれなかったらいづらくなりそう、という気持ちもあったし。偶然、私の友達が同じポストに応募していたので、一時は、彼が通りやすくなるように、私は辞退しようかなあ、とまで思っていました。

それでも、上司や周りの人々の強い勧めもあり、応募してみて、結果がでて、今はよかったと思います。自分の業績が公式に認められたという気がするし、これからもっと頑張ろう!という気持ちにもなれたし。これでトリノ生活も、もう少し長引きそうです。3年経って、トリノ暮らしを本当に満喫している気がするので、トリノにもう少しいられるのは嬉しいです。

またまたグルメ週末旅行2008/12/10 10:05

これは先週末の話ですが、またランゲ地方へおいしいものを食べることが目的の旅行に行ってきました。今回は、NYから出張で来ていた、イタリア人の友達、フランチェスコと一緒に。彼とは今年、ニューハンプシャーにも一緒に行きました。ジュリはしっかりフランチェスコを覚えていたみたいで、すぐに手をつないで嬉しそうでした。

まずは土曜日のランチを、前にも何度か行ったことのあるOsteria dell'Arcoで。ここでは、トリュフのセット・メニューがあって、なかなかお得そうな内容だったので、私はそれにしました。ピーターは別のコースを、フランチェスコは自分で好きなものをアラカルトから選んで(トリュフのお料理を含む!)コースをつくりました。

写真でフランチェスコが持っているお料理は、私のトリュフ・メニューにも入っていたのですが、卵とクリーム、チーズなどをオーブンで焼いたもの(中はとろとろです)の上に白トリュフの削ったのをのせたもので、絶品でした。カロリー高そうですけど。

ジュリもいつものようにお絵描きしつつ、しっかりミートソースのパスタを1人分食べて、いい子にしてくれました。3時間かけて堪能したランチの後は、ホテルにチェックインしてお昼寝。夜にはまた別のレストランへ行きましたが、そのことはまた後ほど…。

ランゲ・グルメ・ディナー:Löcanda ‘d Batista2008/12/11 22:47

食べ物の話ばかりで飽きている方もいると思いますが…。

前述の約3時間に及ぶランチの後、お昼寝をして、8時すぎに向かったのがLöcanda ‘d Batistaというレストラン。ホテルの人がお勧めしてくれた、アルバから車で10分ほど行ったところにある小さな村にあるレストランです。

メニューには、お勧めのコース(値段はついていなかった)に2・3品の特別料理があるだけだったので、コースをとることにしました。これがまたすごい量でした。まずは生肉のミンチを始めとするピエモンテの前菜が4つ。そして、地元の赤ワインとチーズのリゾットと、プリンという小さなラヴィオリのようなパスタ。メインはヘーゼルナッツのソースがかかった牛肉のお料理と、赤ワインで煮込んだ猪(?)で、最後には写真の3種類のデザート。お腹がはちきれそうでした。

これだけ食べて、3人でワイン1本飲んで、なんと一人25ユーロ。ちょっと信じられないお値段でした。ジュリウスは、近くのテーブルに小さな女の子を見つけて、しばらくすると彼女とおいかけごっこをして遊びはじめ、ディナーはほとんど食べませんでした。同じレストランでは、今年18歳になった若者のパーティーがあり、かなりうるさかったですが(フランチェスコによれば、この時期にその年に18歳になった若者がパーティーをするのはイタリアの伝統らしいです)私たちは暖炉のすぐ側で、おいしいお料理を堪能できて大満足でした。また行きたい…。

最近見た映画:Sicko2008/12/13 16:10

この1週間はひどい風邪でダウンして、仕事も1週間休んでいました。退屈だったので、遅ればせながら見たのがこの映画。マイケル・ムーア監督の去年の作品で、アメリカの医療制度の問題点を鋭く突いたドキュメンタリーです。キューバにあるグアンタナモ米軍基地へ、お金がなくて治療を受けられないアメリカ人を連れて行こうとし、アメリカ人はビザがとれないはずのキューバ本土で撮影を行ったりして、公開前から物議をかもしていました。

冒頭から、健康保険がなかったり、あっても保険会社が支払いを拒否したりして、受けたい治療の受けられないアメリカ国民が沢山でてきます。事故で中指と薬指の先を切断して、金額的にどちらか1本の指しか元に戻せないことになり、安い方の薬指を元に戻すことにして、中指をあきらめた人。50歳を超えてから、高い医療費が払えなくなり、自分の家を売って、20代の娘夫婦の家の物置に引っ越した夫婦。娘が救急治療が必要な時に、指定した病院での治療しか保険会社が認めなかったために、娘を亡くした母親。本当か、と疑いたくなるような惨状がたんたんと紹介されていきます。こういう状況の裏に見えるのが、政界と癒着しているんだろうなと思われる、多額の利益をあげている保険業界。

一方で、カナダ、フランス、イギリス、そしてキューバの公費ですべてまかなわれる医療制度が出てきます。フランスでは、政府から派遣される無料のベビーシッターの話まで!これらの国が、まるで夢の国のように描写されていました。もちろん、それぞれの国ではそれぞれ抱える問題がある訳ですが、医療制度ということに限って言えば、コントラストは明らかでしょう。この映画を見て、アメリカに住んでなくてよかった、とほっとした人も多いはず。

この映画が公開されてからもう1年半なので、少しは状況は変わったのかもしれません。それに、オバマ政権は国民皆保険に向けて、かなり大きな改革を掲げているので、これから変わっていくのだろうとは思います。病気になった時、事故にあった時に、お金がないために受けるべき治療をうけることができないというのは、基本的な人権問題だと思うので、ぜひ、これをプライオリティーにして欲しいなあと思わずにはいられません。それにしてもマイケル・ムーア、おみごと。次回作が楽しみです。

来年の計画。2008/12/13 21:56

なんか今日は一気に更新しまくっています…。

日本では「来年のことを言うと鬼が笑う」とかって言いますよね。しかし、我が家では最近来年へ向けていろいろな計画が進行中です。その1つが、引っ越し計画。今のアパートはトリノでも高級住宅地にあり、とても気に入っているのですが、いかんせん狭い。トリノに来たばかりの3年前、ジュリがまだ1歳児だった時はよかったですけど、最近はジュリの部屋がない、というのも困るよねえ、とよくピーターと話していたのです。そんな中、国連で働いていて、来年デンマークへお引っ越しするというスペイン人&デンマーク人の夫婦と出会い、彼らのとても素敵なアパートを見せてもらいました。今より部屋が一つ多いだけでなく、素敵なバルコニーもあり(今のアパートのバルコニーはほとんどないに等しい…)共同で使えるお庭もあり、リビングからはアルプスがばーっと見えます。おまけに、来年からジュリを行かせようと思っているインターナショナル・スクールに徒歩圏内、私の職場にも今よりずっと近くなります。私とピーターは一目で気に入ってしまいました。まだ契約書にサインはしていないし、引っ越しにいくらかかるのかも見当もつかないので、実現するかどうかわかりませんが…。昇進決定して、トリノにしばらくいることになったので、じわじわと実現へ向けて、準備中です。

さらに、来年のイースター休暇へ向けての計画も進行中。去年のイースターはヨルダンでしたが、今年はトルコへ行く予定。というのも、ピーターのお父さんの奥さん(トルコ人)の50歳の誕生日パーティーがあるのです。イズミルというトルコでは3番目に大きい都市にドイツ経由で行きます。初めは、イスタンブールやカッパドキア等の超観光地へもせっかくだから行きたい!と思っていたのですが、2週間弱の旅程で移動が多いとのんびりできないというのも嫌だなあ、と思い直し、今はイズミルから車でEphesus等の遺跡を巡り、Pamukkaleの温泉でのんびりし、世界でもトップ5に入るきれいなビーチというÖlüdenizへ行ってまたイズミルに戻るという近場をまわる旅にしようかねえ、と話しています。イスタンブールは、また仕事等で行く機会がありそうだし。トルコってかなり昔から行ってみたい国だったので、とても楽しみです。

来年もいろいろと充実した1年になりそうです。

最近のジュリウス:クリスマス・パーティー2008/12/18 21:11

今日はジュリウスの幼稚園のクリスマス・パーティーに行ってきました。去年のこのパーティーは、私たちにとっては残念ながら苦い経験でした。というのも、ジュリウスは他の子供たちが歌ったり踊ったりしている間、ひたすら泣き続けて、何もしなかったのです。まあ、まだ3歳だったので仕方ないといえばそうですけど。しかも、狭い教室にものすごい数の親たちが、これまたものすごい数のカメラで写真やビデオを撮ろうと、押し合いへし合いして、必死によく見えるところへ行こうとするので、落ち着いて歌や踊りを楽しむという感じではありませんでした。

さて、今日も親たちの行動は去年と変わらずでしたが、ジュリウスはしっかり歌ったり踊ったりしていました!感激。最初の劇では(あのキリストの誕生、みたいな劇ではありません)ジュリは魚たちの役で、他の子供たちと一緒に魚の絵を頭につけて歌っていました。写真で真ん中奥の方にいるのがジュリです。次に、子供たち全員で踊りつきのドイツ語の歌、そして英語の歌。その後すぐに小さなプレゼントの配布がありました。歌と踊り自体は多分15分弱ぐらいのものでしたけど、私もピーターもジュリの晴れ姿(?)を見られて満足でした。実は、2・3日前から、「今年は歌ったり踊ったりできるかな?」とプレッシャーをかけていたのですが、それが効いたのかもしれません。しかし、ジュリはステージに上がったとたん、明らかに私とピーターを観客の中から探していて、私たちを見つけると何回も手を振ってきたのがめちゃかわいかったです(親ばか)。

最近私は出張や風邪でこういう幼稚園の行事になかなか出席できなかったので、今回は来られて、園長先生にも挨拶できてよかったです。

最近のお気に入り:www.last.fm2008/12/21 09:58

私がオフィスで最近気に入って使っているのがこのインターネット・ラジオ(www.last.fm)です。自分のプロファイルをつくって(無料)好きな歌手やグループの名前を登録すると、その歌手と似たような音楽を流し続けるというすぐれもの。しかも、このウェッブサイトを使えば使うほど、その人の音楽の趣味にもっと沿った音楽を流せるようになるとか。

例えば、私はブラジリアン・ボサノバの歌手の名前を2人ぐらい登録したのですが、そうすると彼女たちのと似たような音楽が沢山流れます。特に好きだと思う歌が流れたら、自分のライブラリーに入れることもできます。そして、コンピューターは「ああ、こういう音楽が特に好きなんだ」という情報を得て、さらにそれに近いものを探してきて流すようになるという訳。これがあれば、もうCDはいらないかも…。

パネットーネとパンドーロ2008/12/23 15:19

私たちはクリスマスはいつもイタリア国外で過ごしているので、イタリアのクリスマスで特別なお料理ってあまり知らないのですが、それでもこの時期いつも目にするのが、クリスマス・ケーキ。12月に入った頃から、パネットーネとパンドーロという2種類のケーキがスーパーやパン屋で売られています。

パネットーネは元々ミラノのお菓子で、「大きなパン」の意味だそうです。写真のように、中にドライフルーツが入っています。ドライフルーツが入っていないのは、パンドーロと呼ばれ、上に粉砂糖がかかっています。パンドーロはオペラで有名なヴェローナのお菓子だということです。私はパネットーネよりもパンドーロの方が好きです。今年は、ピーターがスーパーで伝統的なパンドーロを見つけられず、チョコレート・クリームが上にかかっているのを買いました。ジュリはとても気に入っていましたけど。

2年前のクリスマスをピーターのお父さんのお家で過ごした時、イタリアからのお土産としてパンドーロを買って行ったのですが、ドイツに着いてみると、スーパーで沢山パンドーロが売っていてがっくりでした…。なので、今年はパンドーロは持って行きません!明日の午後、トリノを出発します。飛行機が遅れませんように…。

最近のジュリウス:クリスマス&日本への旅2008/12/29 23:05

今年のクリスマスでは、ジュリは多分初めてきちんとクリスマスという行事を認識していた気がします。12月に入ってから、何度もクリスマス・ツリーやサンタクロースの絵を描いていたし、何かというと「プレゼント!」と言うようになっていたし。そして私たちも、ジュリが言うことを聞かないと「悪い子にはサンタクロースはプレゼントを持ってこないよ!」と言って脅していました。これが何よりも効いたかも…。

そして12月24日の朝、ジュリはうちのプラスチックのクリスマス・ツリーの根元にある沢山のプレゼントを開けて大喜び。ほとんどはピーターのお母さんやお兄さんたちからのものでしたけど。私とピーターはトリノの無印良品で70本入りのペンのセットを買いました。お絵描き大好きのジュリは早速使ってます。そして同じ日の午後、フランクフルトのピーターのお父さんのお家へ着くと、またプレゼント!いろいろな種類のミニカーとカラフルな粘土をもらって、ジュリは特に粘土で夢中になって遊んでいました。

クリスマスも終わり、27日の夜には今度は日本へ向けて出発。飛行機はあまり混んでいませんでしたが、家族連れ、特にうちのような日本人とヨーロッパ人のカップルと見られる人々が多かったです。ジュリはスペイン人のお父さんと日本人のお母さんの3歳の男の子を飛行場で見つけて、一緒に遊んでいました。約10時間のフライトを何とか乗り切り、成田エクスプレスで新宿まで行くところまではよかったのですが、小田急線に乗り換えるホームでジュリはついに気力の限界に達したらしく、急に「家に帰る!」と泣き出しました。なんとか電車に押し込んだものの、今度は「電車から降りる!」と泣きわめき、開くはずもないドアを開けようとします。さすが東京、周りの人々は何事もないように知らんぷりしているので、私も外人のふり(?)をして、ジュリを大声で英語でしかったり、なんとかなだめすかそうとしたりしましたが、全くだめ。これがイタリアだったら、きっと周りの人が話しかけてきたりすると思う…。やっと成城学園駅に着いてホームに下りると、ジュリは今度はもっと電車に乗る!と大騒ぎ。何とかタクシーに押し込むと、今度はタクシーを降りる!歩く!と泣きわめく。家に着いた頃は、家族全員、ぐったりでした。

まあ、大人でも疲れ果てる長旅だから、4歳児がこんなになっちゃうのは仕方ないのかもしれないけど、ふと思ったのは、成田空港に着いた時点で、私たちはジュリにこれから電車やタクシーに乗って、おばあちゃんの所に行くんだよ、まだこれから2時間ぐらいかかるよ、ともっときちんと説明しとけばよかったのかも、ということ。昔に比べたらジュリはいろいろなことをわかっているし、出かける時は「どこに行くの?」とよく聞いて来るから、きちんと説明されて、納得すれば、少しはこの惨状を防げたかも?飛行機の中ではほんとに大人しかったのに…。

何はともあれ、何とか着いてほっとしました。2年ぶりの日本。またかなり忙しいスケジュールなのですが、できる限りのんびりして1年の疲れをとりたいなあ、と思います。

再び、築地めぐり。2008/12/30 20:01

2年前に引き続き、また友達の詩ちゃんと一緒に今回も築地へ行ってきました!前回は年明けで、すごい雨が降っていたこともあり、それほど混んでいなかったのですが、今回は年内の最後の開市日というのもあり、ものすごい人!思わず2年前浅草に初詣に行ったことを思い出しました。一部では、とにかく人の波に押し流されるようにして動くしかなかったほど。ジュリをうちの両親に預けて連れて行かなかったのは、本当に正解でした。

場外のお店でさえ、ものすごい人だったので、私たちは大通りを渡った所にあった近代的なビルの1階にあった「すし好」という所の前で並びました。ここは少なくとも人と押し合いへし合いすることなく、並べそうだったので。それでも待つこと40分。私とピーターは写真のまぐろのセット(大トロ・中トロ・赤身・あぶり・づけ)プラスいくつかお寿司を選んで注文。詩ちゃんはメニューから好きなのを選んでいました。さすが築地と思えるおいしさで、私もピーターも満足。これで日本帰国の目的の1つを果たせた…。でも、あまりの混雑にお土産を買ったりはできなかったし、前回のように、お寿司と天ぷらみたいに2回別のお店で食べることもできなかったので、トリノに帰るまでに日にちがあればぜひもう1度来たいと思います!