インドへ出張に行ってきました。2015/08/29 14:21

今週はリソース・モビライゼーション(要するに組織のためにお金を取ってくること)のトレーニングのためにインドへ行っていました。インドと言えば、私が前に1度行ったのは22年ぐらい前の大昔。いつもの旅メイトの詩ちゃんと一緒にバックパッカーとして3週間、北と南インドを周りました。あれからインドはベトナムと同じ「中産国」になったことだし、相当変わっているだろうという期待しながら、バンコク経由でデリーに着きましたが…。

到着して空港の外に出ると、なんとすごい雨!台風みたいです。それでも警察がやっているというタクシーに乗り込みました。ちょっと信じられないようなボロい車で、不安ながら出発すると、なんと道には下水道がないのか、まるで川のようになっています。途中、ずいぶん雨で動けなくなっている車やバスを見ながら、大丈夫かなあ、と思っていたらやっぱり。交差点で止まった時、エンジンが止まってしまい、動かなくなってしまいました…。タクシーの運転手はほとんど英語が話せません。この時点でもう9時ぐらいで、あたりは真っ暗。ホテルに電話して、車で迎えに来てくれるようにお願いしましたが、一体いつ来るのかわからず、不安…。部下と一緒でひとりぼっちでなかったのは救いでした!結局15分ぐらいしたら、車がまたなんとか動き出し、1時間ぐらいでやっとホテルに到着しました。なんとも壮絶なインド滞在の始まり!

その後は、ホテルのサービスの酷さにびっくりし続けました。受付の人は何を聞いてもよくわからない感じで、いつも3人ぐらい別の人に同じ話をしなくてはいけません。3日目にはシャワーのお湯が出なくなり、それを治すのに12時間かかりました。インターネットのパスワードを受け取るのには、3日間、毎日、4ー6時間待たなくてはなりませんでした。部屋にあったシャワーキャップが入っているはずの小さな箱を開けると、中は空っぽ。部屋にはついていなかったヘアドライヤーを持ってきてもらうようお願いしたら、15分未満で持ってきたのでびっくりしたのですが(きっと1時間ぐらいかかると思っていたので)受け取ってからシャワーを浴びていたら、部屋のドアベルを狂ったように押し続ける人がいたので、仕方なくシャワーから出て何の用か聞いたら、なんとヘアドライヤーを持ってきたと…。本当に何一つきちんとできないんだ!とがっくり。でもこれ、私たちがエチオピアで生活していた時の経験と酷似しています。インドが中産国だというのは、ジョークとしか思えないという結論に達しました…。

肝心のワークショップはすごくためになり、満足できました。一番強く印象的だったメッセージは、リソース・モビライゼーションと言っても、お金をもらうことを一番に考えてはダメだということ。価値観を共有するドナーといい関係を築くこと、彼らに社会的にいいことをする機会を与えてあげるという感じでアプローチすることが大切だということです。考えてみると当たり前なことなのですが、とにかくお金を持ってこなくてはというプレッシャーがあるとつい必死にそれだけになってしまいがちなのは事実。もっと長期的な視点を持って、組織の存在理由をつきつめて考えていくことが大事だと改めて思いました。そしてもちろん、組織全体としてもっともっとコミュニケーション能力を磨かないとということも!国連はユニセフを除けば、まだまだコニュニケーションの分野では弱いと思うので…。

今回のワークショップは国連主催ではなかったので、それも新鮮でした。100人以上の参加者のうち、国連関連は私と私の部下を含め3人だけでした。インドのカースト制をなくすために活動している人にも会ったりして、とても刺激になりました。インド自体に関しては、あまりいい印象を持てずに帰ってきましたが…。また行く機会があったら今度はもうちょっといい印象を持てるといいんですが!