インターナショナル・デー&チャリティー・ラン2012/02/27 08:21

先週の金曜日は、ジュリの学校でインターナショナル・デーのお祭りがありました。なぜこの日なのかは謎ですが(こういうイベントを10月24日の国連記念日にする学校は多いみたいです)とにかく去年からこのお祭りに関する連絡があったぐらいの、一大イベントでした。まず、子供達はそれぞれの国籍のグループに分かれ、旗を持ってパレードをしました。この「それぞれの国籍に分かれ」というのが、国籍が1つではない子供達が多いインターナショナル・スクールでは簡単ではありません。ジュリは、去年どっちにするの?と聞いた時から、「絶対、日本!」だったので、悩まなくてすみましたが。2人子供がいるモルドバ人&ウズベキスタン人の友達カップルは、男の子はモルドバ、女の子はウズベキスタン、と分かれたそうです。ジュリウスは日本に住んだことはないものの、なぜかドイツよりは日本に対する方が愛着(?)があるみたいです。写真にあるように、この前の一時帰国の時、浅草で買った忍者のコスチュームを来て、ご満悦でした。女の子たちの浴衣姿がかわいいですね。

パレードの後は、旗を持つ役だった子供達が1人づつ、それぞれの国の言葉であいさつをしていく、というのがあり、なかなかよかったです。私はここで仕事があるので職場へ向かったのですが、その後はコンサート等があり、最後には親が持ち寄った料理でのインターナショナル・ビュッフェでランチ、というのがありました。そういえばトリノにいる時も、こういう持ち寄りパーティーがありました。ここでは、生徒と親と合わせて800人以上という規模だったので、ピーターによるとかなりの混乱状態だったみたいですが…。料理は地域ごとに分けて並べられていて、ジュリウスはアフリカのコーナーだけ行って、もう戻って来てしまったそうです。1人1回しか料理を取りに行けないというルールだったのに。私だったら速攻、アジア・パシフィックのコーナーに行くだろうなあ…。

この翌日、土曜日はチャリティー・ランというまた別のイベントが学校であったので、行ってきました。3つぐらいの非営利団体への寄付金を集めるという目的で、生徒や親が学校内のトラックを走る(又は歩く)というものでした。3つの団体のうちの一つが、エチオピアで絶滅の危機にさらされている狼の保護のための団体だったのですが、これが狼というよりはどちらかというと狐に近いような、すごいかわいい動物で、ジュリにそのぬいぐるみを買ってー、と言われ、またピーターに怒られる…と思いながらも買ってしまいました。

まずは低学年が走る番だったのですが、さすがに一斉に1つの場所からスタートするには人数が多すぎるので、それぞれゼッケンの色にあわせて、4カ所別の場所からスタートしました。私はジュリと一緒に走り始めましたが、ジュリを含めて子供達は、長く走るということを考えず、短距離走のようなスピードで走るので、ついていくのが大変…。もちろん、皆すぐにスピードを落としていましたが…。2周目に入り、ジュリはすでに「もう疲れたー」と言うので「最低でも5周しようって決めたよね、頑張ろう」と励ましつつ走りました。5周を終わり、もうやめるって言うかと思ったら、他の子供達が頑張っているからか、ジュリは当然のように6周目を走り始め、そのまま10周まで走りました!私はもう10周でやめておいたのですが、ちょうどその時「あと3分!」というアナウンスがあり、子供達がまた全速力で走り始め、ジュリも11周を完走。後から調べたら、このトラックって1周が400メートルだというので、4キロ以上走ったことになります。私は翌日はすごい筋肉痛。トリノにいた時は、朝のジョギングで軽く4キロ走っていたのに、やっぱりずっと走っていなかったのと、この標高(2400メートル)で突然走ったのとで、全身ぼろぼろになってしまいました。しかし、4キロ400メートル走ったジュリはすごい!

エチオピアは、強いマラソン選手が多いためか、こういうチャリティー目的のレースがかなり沢山あります。グレート・エチオピア・ラン、という毎年11月にあるレースは、国連もスポンサーしていますが、アフリカ最大のレースだとか。来月にも、このグレート・エチオピア・ランが主催している、女性のための5キロレースというのがあります。最近、私の職場に格安のジムがあるというのを発見したので、また走ることを習慣にして、こういうレースに出るのを目標にしたらいいかもしれません。