ホイアンでのミニ・バケーション2014/05/06 22:07

先週はジュリの学校が春休みで、ベトナムの祝日も2日あったので、家族でホイアンというベトナム中部の町へ遊びに行ってきました。

ホイアンはその昔、日本人街があったという世界遺産にもなっている町です。私は20年前にハノイに住んでいた時に何回か行ったことがあったのですが、その当時は全然有名な観光地という趣はなく、小さな古い町という感じでした。それが、今ではベトナムでも5本の指には入る(と思う)観光地になってしまって!国連の私の知り合いも、知っているだけで他に3家族、先週はホイアンに行っていたぐらいです。

ハノイから1時間弱の飛行機でダナン空港に着き、そこから車で約30分。私達が予約していたリゾートに着いたのは水曜日の夜でした。その日はもう遅いので、ホテルで食事。しかし、既にホテルのレストランの食事の美味しさと安さにびっくり…。ホイアンはベトナムの中でも食べ物が美味しく安いことで知られているみたいです。

翌日は、車で5分ぐらいのところにあるビーチへ。20年前に着た時は、近くにビーチがあることさえ知らなかったのですが、すごくいい感じのビーチです。考えてみたら私達、ビーチに来たのは去年の1月にジブチに行って以来!久々のビーチでジュリは大喜びでした。遠浅で、そんなに大きすぎない波がくるので、楽しく遊べました。その日の夕方から、ホイアン市内へ繰り出しました。そんなに広くない地域にものすごい数のお店やレストランがあり、ぶらぶら歩くのには最適です。ホイアンはカラフルな提灯のようなランタンでも有名で、見ているだけでもきれい。近くの川がドブのような臭いをさせているのだけが、気がかりでしたが…。レストランは、ハノイで仲良くしているオーストラリア人家族がお勧めしてくれたお店へ。はりきって3コースのメニューを注文して、堪能しました。美味しかったー。ホイアンでは高級な方らしいですが、それでも全然安かったです。

3日目は、私が前から予約していたお料理教室に参加しました。朝8時に自転車を持ってお迎えしてくれたガイドさんと、まずはマーケットへ。野菜や肉や魚を売っているのを一通り見学した後で、ホイアンの郊外をずいぶんグルグルとサイクリングしました。景色はなかなか奇麗でしたが、ピーターはジュリを後ろに載せていたので、結構大変だったかも…。それから、お料理教室のあるオーガニックの畑で野菜をいろいろ育てている村へ到着。畑の見学をしてから、いよいよお料理教室が始まりました。4品つくったのですが、1品つくっては食べ、またつくって食べ、というのを4回繰り返したので、ものすごいお腹一杯になった感じ…。つくったのは、ライスペーパーを使わない春巻き(アサツキのようなネギで豚肉・エビ・野菜を巻きます)、青いパパイヤのサラダ、魚を炒め煮にしてからバナナの皮で包み、更に七輪で焼いたもの、そしてベトナム風パンケーキ。写真でわかるかと思いますが、元々お料理好きのジュリはずいぶん楽しかったみたいです!この日の夕食は、お昼に腹一杯食べたのもあり、一人2ドルぐらいで食べられるようなローカルな食堂で、まずこれもホイアンでは有名というチキン・ライス(ホイアンに昔から定住していた中国人が持ちこんだのでしょう)を食べてから、これも有名なバイン・ミー(ベトナム風サンドイッチ)のお店へ行って、これも試しました。このサンドイッチが、信じられないぐらいの美味しさ。香ばしいフランスパンに、お野菜沢山で、チャーシューのようなお肉とパテ、そして秘伝のソース。これはやみつきになりそうな味でした。かなり食べ応えのあるサンドイッチなのに、これが1ドルですよー。

4日目は2日目と同じく、朝ビーチ、夕方ホイアン市内、を繰り返しましたが、この日はビーチでピーターとジュリはパラセイリングをしました!パラシュートをつけて、ボートにひかれて飛ぶというものです。私は見ているだけでも怖くてドキドキしましたが、ジュリはこれを2日目から楽しみにしていたので、ご機嫌でした。全然怖くなかったそうです…。夕食は沢山あるレストランの中から悩みに悩んで、今回の旅行を手配してくれた旅行会社のおすすめのレストランへ行きましたが、納得の美味しさでした。っていうか、ホイアンに美味しくないレストランってあるのかな…。サービスがいいのも、エチオピアの時と比べてしまうと、涙が出そうな感動ものです。

最終日は、朝早起きをして、またビーチへ!この日はちょっと曇り空でしたが、やっぱり最後にビーチへ行けてよかったです。ビーチへ来るとジュリが退屈しないで遊んでくれるので、嬉しい…。昼前にはホテルに帰り、チェック・アウト。車でダナンへ戻り、そこからハノイへ戻りました。

短いながらも、大満足の旅でした…。食べ過ぎたけど…。ピーターはあまりにホイアンが気に入ったので、7月にジュリとドイツへ行くのは止めにして、またホイアンに行くことにしたそうで。ホイアンには、「ホームステイ」と呼ばれる民宿のような小規模なホテルが沢山あり、これがなんと1泊10ドルぐらいからあるんです。しかもプライベートのバス・トイレ付き、朝食付き、インターネット付き、レンタサイクル無料。どこで利益をあげるのか?と思ってしまいますが、この中からよさそうなとこを選んだら、ドイツに飛行機で行くよりもずっと安く、しかも毎日でもビーチに行ける…。市内のレストランで試してみたいのもまだ沢山あるし。夏休み、いつも私は2ヶ月も休めないので、その間ジュリとピーターはどうするか、というのが毎年悩みどころなのですが、ホイアンに行くというのはすごくいいアイデアだと思います。彼らがホイアンにいる間に、私も週末ちょろっと遊びに行くことだってできそうです。

そんな訳で、ちょっと観光地っぽすぎる面はあるものの、ホイアン大好きになってしまった私達。まだまだベトナムには行ってみたい所が沢山あるので、これからが楽しみですー!