ブログ始めました。2005/09/03 06:27

いままでピーター(旦那です)のブログに英語で時々書き込んでいたのですが、日本語で日本の人に向けても書いてみたいなあと常々思っていたので、自分のブログを開設することにしました。

私たちが南太平洋のフィジーからトリノに引っ越して来て、早くも3週間がたとうとしています。少しづつですが、ここでの生活にも慣れて来た感じがしています。目下の課題は、アパート探しとジュリウス(1歳の息子です)の保育園探し。これが決まれば、「落ち着いた」と言えそうです。今はまだ、どの地域に住むかも迷っていますが、実はこのブログのタイトルにも入れたポー川のほとりに住みたい!と密かに思っています。

Borgo Medievale(中世の村)2005/09/05 04:53

ジュリウスはパパの肩車が大好き。

この週末はミュンヘンから義母が遊びに来てくれました。実は、結婚して3年以上経つにも関わらず、彼女と会うのはこれが初めてだったのです…。

本来ならトリノの中心街へ行って、素敵なバロック建築を見せてあげたかったのですが、今は来年2月のオリンピックに向けてどこもかしこも建設現場のような感じなので、今泊まっているホテルから近いところで、中世の村を再現したというBorgo Medievaleという所へ行ってみました。1884年にイタリアで行われた万博のためにつくられたそうです。人も少なく、ポー川沿いにあるので、眺めもきれいで、のんびりできました。8月・9月はここで夜コンサートもやっているらしいので、機会があればまた来てみたいです。

イタリアン・フード2005/09/07 05:13

イタリアといえばピザ、パスタ、ワイン。ニューヨークに住んでいた頃からイタリア料理は好きだったけれど、トリノに引っ越して来てから、イタリア料理は日本料理と並ぶ世界で一番おいしい食べ物だ!との思いを強くしました。

まず、ピザが信じられないぐらいおいしいのです。初めてこっちでピザを食べて、今まで食べていたのはピザじゃなかった!と思ってしまったほど。薄くてもちっとした食感のピザのクラストは、そのまんま食べてもおいしいです。いたるところにあるピッツァリア(ピザ専門店)では、まさにピザを食べるために来たという感じのお客さんをよく見ます。ここでは一つのピザをシェアするのはあまり一般的でないようで、皆一人1枚頼んで食べています。(ちなみに、フォークとナイフで食べます。アメリカとは違う…。)

そしてコーヒーがうまい!ここではコーヒーというとエスプレッソのことなのですが、イタリアにはまずいコーヒーはないのか?と思ってしまうほどです。何しろ自動販売機のコーヒーさえおいしいのです。今日、同僚に「イタリアでまずいコーヒーはある?」と聞いたら、「家でつくる時は失敗してまずくなることもあるけど、お店で注文したらまず間違いない」という答えでした。

それから、ジェラート…。ピーターのブログにも書きましたが、私はこっちに来てから狂ったようにジェラートを食べています。これもまた、他の国では食べたことのない、こってりしていながら重くない、毎日でも食べられそうな(実際ほとんど毎日食べてます)おいしさです。今日はマロングラッセ味を試してみましたが、私のお気に入りの1つに入りました。

いつかトリノのあるピエモンテの特別料理も試してみたいと思っています。

トリノ・アパート探し事情2005/09/08 05:08

トリノでアパートを探し始めてもうすぐ1ヶ月。今日までで8つ見ました。そのうち6つはトリノの中心街に近い方で、2つはモンカリエーリという郊外(私の職場には近い方)にあります。

アメリカやフィジー、日本と違うのは、ヨーロッパで家具なしアパートというと本当に何もなくて、キッチンさえ自分で買わないといけないのです。「キッチンを自分で買う」という感覚がなかったので、最初は信じられませんでした。それから、こっちのアパートには収納スペースがないことが多く、クローゼットを買わないといけません。時には巨大な天井まであるクローゼットがついているアパートもありますが、私はそういう巨大クローゼットは部屋が狭く見えるのであまり好きではありません。

それから、不思議なのはエレベーターです。3人乗りより大きいエレベーターを見た事がありません。これは何か法律で決まっているのでしょうか?あんなに小さいエレベーターだと、引っ越しの時に荷物を運ぶのに使うのは無理そうです。

私たちはフィジーで2階も泥棒に入られたので、とにかく安全な所に住みたいと思っています。前に書いたポー川のほとりのアパートがやっぱり気になります。あそこに住んで、テラスからポー川を見ながら本でも読めたら!というのが目下の夢です。

トリノの街の様子2005/09/16 05:21

すっかりブログに記事を書くのをさぼってしまっていました。このところとても忙しかったのです。やっとこれだ!と思えるアパートを見つけ、ポー川のほとりではないのですが、大家と交渉を始めました。

よく、トリノってどんな感じですか?と聞かれます。バロック建築が有名なのですが、今、トリノは来年2月のオリンピックの準備でどこもかしこも修復作業中。街全体が工事現場のような感じです。それでも、やっぱり素敵な建物は沢山あります。街の中心自体はそれほど大きくないので、ピアッザと呼ばれる広場を中心に、歩いてまわれます。そういえば、ここのエジプト博物館は、エジプト関連の収蔵品では大英博物館に次ぐ規模とか。まだ行ったことはないのですが。

トリノはF1にでるようなスポーツカーが沢山走っているんですよね、と聞かれたこともありますが、私の目に入るのはほとんど小型の大衆車です。もちろん、フィアットは多いです。私たちがフィジーで乗っていたトヨタのエコー(こちらではヤリスと呼ばれています)もとてもよく見ます。

今交渉しているアパートに引っ越せれば、トリノの中心街にとても近くなるので、もっといろいろ探索したいと思います。

エジプトから戻ってきました。2005/09/24 05:56

先週の金曜日から1週間、エジプトに行っていました。トリノからはローマ経由で5時間ちょっと。フィジーからトリノまで来た私たちにとっては、とても近く感じました。

私にとってはイタリアに来てから初の出張だったのですが、ワークショップもうまくいき、ほっとしました。出張日程の後、2日休みをとって、ギザのピラミッドに行ってきました。カイロからは車で30分ぐらいのところで、そのスケールには圧倒されました。メキシコのテオティワカンと比べても、すごい!と思いました。困ったのは、ピラミッドの中に入って行く時、中腰の姿勢でしばらく歩かないといけないため、翌日はえらい筋肉痛。普段の運動不足を感じました。

ピラミッドとスフィンクスを見た後は、エジプト特産のエッセンシャルオイルのお店に連れていかれ、半信半疑ではあったものの、ラベンダーなどのオイルを買ってみました。時間がなくて、お目当てのエジプトやモロッコのランプを買いにいけなかったのは残念。

カイロのユニセフで働いている友達のおかげで、本格的なエジプト料理も堪能でき、大満足の出張でした。

Happy Birthday to Me!2005/09/26 21:40

今日は誕生日でした。イタリアで祝う初の誕生日。去年の今頃は、自分が1年後にイタリアに行くなんて思いもよらなかった…。

せっかくなので、今まで行ったことのないレストランに行こうという訳で、ポー川を望むテラスがあるレストランに行ってきました。特に期待はしていなかったものの、あー!イタリアに来てよかった!と叫びたくなるおいしいお料理でした。前菜にシーフードのサラダ(暖かい)をとり、ピーターはゴルゴンゾーラチーズと梨(変わってますね!)のピザを、私は今が旬のポルチーニという椎茸の一種が入ったパスタを頼みましたが、おいしかった…。ポルチーニは日本の松茸みたいな感じといえばいいのでしょうか、すごく香り高い椎茸です。絶対また行きたい!と思いました。

一つ残念なのは、キャンドルライトで照らされたすてきなテラスがある階はすべて喫煙席みたいだったこと。自分たちはよくても、ジュリウスがいるので、一つ上の階の禁煙席にしか座れませんでした。