フエ旅行:その12016/10/02 18:21

先週末、金曜日が学校のお休みだったので、私たちはベトナム中部のフエに家族旅行に行ってきました。フエと言えば、日本の京都にあたる古都です。私はフエには何度か行っていて、去年の12月も仕事で行ったのですが、ピーターとジュリにとっては初めて。ハノイから飛行機で1時間で行けるという手軽さもあり、2泊3日で行ってきました。

金曜日は午後遅い便だったので、ホテルに着いてから、夕食を食べに出かけました。フエは「宮廷料理」で有名ですが、そんな高級でなくても、庶民のフエ料理も食べられます。お米をペースト状にしたようなものを使ったお料理が多いです。この日は、ピーターが事前に調べておいた「ハイン」というお店へ。見かけはかなりローカルな感じですが、観光客も結構いました。ここで初めての人にオススメのセット料理を注文して、一通り有名なものを堪能。ピーターは写真左上の「バインベオ」というのがお気に入りで、いくつも食べました。一口サイズの小さいお皿なので、一杯食べれてしまいます。私はサトウキビの周りにつけてグリルしたお肉を、ライスペーパーにお野菜と一緒に巻いて、甘いタレにつけて食べるのが一番気に入りました。普段はベトナム料理あまり好きでないジュリも、この日は結構食べました。(続)

ハノイの道端:その42016/07/07 20:32

以前、初夏の花シリーズの中で、ハノイでは汚い湖で泳いでいる人がいると書きましたが、最近特に暑いからか、毎日相当の数の人が泳いでます。この写真は、朝雨が降っていて歩けなかったので、久々に夕方に歩いた時に撮りました。夕暮れの青と、バイクのシルエットと、なんだかとってもハノイらしい写真が撮れたと思うのですが、どうでしょう。

彼方には、泳いでいる人たち、見えますか?いつもピーターと一緒に不思議がっているのは、泳いでいるほとんどの人たちが、2リットル入りぐらいの小さなタンクのようなものを浮き輪代わりに腰に紐で縛りつけていることです。どこで習ったんでしょう?これが溺れるのを防止できるようにも思えないのですが、みんな真剣な面持ちで腰にくくりつけてます。溺れた時に、自分がどこにいるか知らせるため?不思議な習慣です。

夕方に歩くと、ものすごくドラマチックな夕焼けが見えることもあり、特に湖があると絵になる風景が多いです。私は週末でもないと、仕事が終わってから出かける元気はあまりないのですが…。西湖から見る夕焼けは、ハノイ暮らしの醍醐味とも言えると思います。

ハノイの道端:その32016/07/03 09:42

社会主義市場経済を導入してから、早30年、ベトナムに観光客として来て、あまりこの国が社会主義だというのを感じることはないのではないかと思いますが(最近はお店等でのサービスも改善されてきてるし)ひとつまだ社会主義だ!と思えるのが、こういうプロパガンダ系の政府によるポスターです。ベト戦の頃から使われるようになったというポスターたちですが、この版画のようなデザインと色使いは、かなり面白くないですか?マグカップやノートのデザイン等、お土産にも使われたりしてるようです。中央付近にちゃんと明らかに少数民族の女性が描かれているのが、とても「政治的に正しい」感じがしますね。

ちなみにこのポスターは、5月末にあった国政選挙(はい、一応あるんです)のためのもので、皆が手に持っているのは投票用紙のようです。右下には、「選挙は国民全員にとっての関心事であるもの」というようなことが書いてあります。党大会や、ホーチミン生後又は没後何周年、といった共産党にとって大事なイベントがある時には、こういうポスターが街中で見られます。

ハノイの道端:その22016/07/03 09:18

ハノイの道端と言えば、有名なのはストリートフードです。ストリートフードと言っても、実はいろいろな形態があり、本当に屋台のみという場合や、一応お店はあるけど歩道にも座る所が広がっている場合、又はお店なんだけど提供しているのはストリートフード系の料理、等があります。そして料理の種類もこれまたいろいろあり、多分一番有名なのはフォー(米粉の麺を使ったスープ)やブン・チャー(やはり米粉の麺ですが、お椀に入ったお肉や野菜の入った汁に麺をつけて食べる)でしょうか。

写真は私の最近のお気に入り。今ではフォーよりも好きかも…。名前はブン・ジヨウと言います。これもブン・チャーと同じ米粉の麺なのですが、スープはほんのり酸っぱい感じで、真ん中にのっているお肉のようなのは実は蟹味噌です。奥にあるいろいろなハーブ系の野菜(日本の紫蘇のようなのも入ってます)をお汁に好きなだけ入れて、お好みでチリオイル等で辛くしたり、かぼすの汁を入れたりして頂きます。

何と言ってもすごいのはこれ1杯、日本円で100円もしないということです。どこで利益出るんだ?と思ってしまいますが。ちなみに、同じお店でブン・チャーもやっていて、ピーターはそちらがお気に入り。今度行った時にブン・チャーの写真も撮ろうと思います。

しかし、私にとって困るのは、ベトナムってこういう炭水化物系の美味しいものが多いこと…。ダイエットするのは難しいです…。

ハノイの道端:その12016/07/02 15:47

もう初夏の花の季節もほぼ終わったので、新シリーズ「ハノイの道端」を始めることにしました。ハノイは本当に歩いていて楽しい街です。(最近は暑すぎるのは難ですが…。)前述のようにピーターと私は、昨年の10月以来、雨が降っていなければ基本的に毎朝約1時間、近所を歩いているのですが(朝5時起きも慣れてしまえば辛くありません!)季節の花以外にも、いろんな発見があります。それに私たちにとっては見慣れてしまった光景でも、ハノイ在住じゃない人には面白いんじゃないか、という気もして、このシリーズを思い立ちました。

記念すべき(?)第1回は、うちの近所に毎朝立つ、豚肉屋さん。夫婦で切り盛りしているようなのですが、彼らにはお店というのはありません。バイクに巨大な豚肉の塊を乗せて朝5時前にやってきて、このテーブルをどこかから持ち出し、肉を切り分け始めます。写真で見られるように、いつも何かお肉と合うような野菜を一緒に売っています。写真の左端に小さなお鍋がありますが、これは実は肉をミンチにするものなのです…。手作りの肉ミンチマシーン…。このマシーンを操るのはいつも旦那さんの役割みたいでした。

私たちは流石に彼らからお肉を買ったことはないのですが、うちの大家さんは時々買ってます。何しろ新鮮そうなお肉なので、きっと美味しいのではないかと思います。

在外投票に行ってきました。2016/07/01 21:14

とっても恥ずかしい話なのですが、私は過去15年以上、選挙で投票したことがありません…。というのも、3・4年ごとに海外で引っ越す暮らしで、住民票は東京に置いたままになっていたのです。でも、去年の安保法案の議論のあたりから、これは私の1票を無駄にしてはいけないんじゃないか、と強く思うようになり、前回帰国の際に住民票を抜き、在外投票ができるように手続きしました。という訳で、今回の参院選、私にとっては在外投票デビューということになります。

長い間選挙をしていなくて、しかも日本の政治をきちんとフォローしていなかった身としては、誰に、どの党に入れるかは悩みどころ…。ウェッブサイトでいろいろと調べて、自分の意見と合う人・党を見つけ、今日ハノイの大使館で投票してきました。(私は反原発・反憲法9条改正で、ぜひ女性議員を増やしたいので、自ずとどこらへんに入れるかはわかってしまうと思いますが…。)どんな感じなんだろう、混んでるのかな?と思いきや、会場には私以外にもう1人、70代ぐらいと思われる男性しかいませんでした。でも日本らしく、3人も人がいて、いろいろと細かく説明してくれました。投票箱というのはなくて、投票用紙の入った小さな封筒をさらに大きな封筒へ入れて、封をして、それに立会人という人が署名して、終わりでした。封筒は、私が最後に住民票を持っていた東京都調布市の選挙管理委員会宛、だったと思います。

次は都知事選!と張り切っていたところ、今日の投票場にいらした大使館の方に、在外投票は国政選挙のみで、地方選挙はできないんです、と考えてみたら当たり前のことを言われました。もう住民ではないので、投票権なし、ということです。思わず、「ああ、そうですよね、全国の地方選挙まで世界中の大使館や領事館で受け付けていたら、仕事が増えすぎますよね」と言ったら、3人の方はなんだかめちゃめちゃうけていました。でも〜、あの舛添さんの後任選び、ぜひ一票入れたかったな〜。

しかし、やってみれば海外での投票、思ったよりも全然大変ではありません。在外選挙認証を得るには2ヶ月ぐらいかかりましたが、別にすんなりと取れたし。ぜひ、他の海外在住の日本人の方にも沢山投票して欲しいものです。

ハノイの初夏の花:その112016/06/25 16:43

こちらは、「ベニデマリ」という名前で、本当に鞠のような形です。とても似ている花に「サンタンカ」というのがあり、沖縄の三大名花だそうですが、サンタンカは花びらの先が丸いので、見分けられます。

この花、ハノイではお供えに使われるそうで、旧暦の1日と15日にはよく市場で売られるそうです。真紅が確かに縁起がよさそうです。黄色や白の種類もあるということですが、私は見たことがまだありません。

ハノイの初夏の花:その102016/06/25 16:27

前回に引き続き、つる性の木の花。コノウゼン、又はアメリカノウゼンカズラという名前だそうです。ノウゼンカズラと比べると、花が細長くて、直径が短いのが特徴です。 この微妙なオレンジっぽい赤色はなかなか素敵で、好きな花の一つです。もっと黄色っぽい種類もあるそうです。

ハノイの初夏の花:その92016/06/18 18:39

つる性で、垣根などによく絡まるように咲いている清々しいようなこの黄色い花は、アラマンダと言います。和名はアリアケカズラだそうで、沖縄でよく見られるそうです。花が咲く期間はかなり長くて、秋まで咲き続けるとのこと。

ちなみに、アラマンダというのは種子を採集したスイス人植物学者のアラマンダ氏の名前に由来するそうです。この木、ブラジルでは葉や根を薬草のようにして使ったりもするらしいです。

ハノイの初夏の花:その82016/06/17 22:09

ハノイではハスの花のシーズンも終わりに近づいてきた感じですが、この前運良く、通勤途中にタクシーの窓からハスの花を売りの女性の写真を撮ることができました。こういう風に、自転車に満載にハスの花を摘んだ人を毎朝よく見ます。

写真でわかる通り、蕾が固く閉じている状態で売られていますが、買うと次の日にはがばっと開いて、2日で散ってしまいます。なんか桜の儚さに似てますね…。