ベトナムのお葬式 ― 2015/07/04 19:25
今日は、うちの事務所で長年働いて昨年リタイアしたスタッフのお母様が亡くなったので、ハノイから車で2時間ほどのバクザン省であったお葬式に出席してきました。うちのオフィスからの参加は、私を含め総勢10名でした。
実はベトナムのお葬式に出るのはこれで3回目ぐらいなのですが、いつも「日本のお葬式はどんな風?」と聞かれます。端的に言って、全然違います。ベトナムのお葬式は、私に言わせればとっても非宗教的…。こういってはなんですが、味気ないです。遺族は白い布で作られたぶかぶかのポンチョのようなものを普通の服の上に着ていて、白いハチマキをしています。訪問者は、登録をした順番に、呼ばれたら前に出て、お供え物(花輪やお金やお線香)を渡します。特に日本のような豪勢な仏壇みたいなものはなく、亡くなった方の遺影にお線香を立てる鉢(?)が置いてあるぐらい。そしてその後、奥の棺桶が置いてある部屋に入って、その周りをぐるっと回り、亡くなった方のお顔を覗き込んでお祈りしてから(私はいつも覗くふりだけして見ませんが)遺族の方に挨拶して終わり。これだけです。お坊さんのお経もないし、遺族代表の挨拶もありません。これだけだと、本当に数分で終わってしまいます。うちのオフィスのスタッフによれば、もっと宗教色(仏教色)の強いお葬式もあるということですが、これまでベトナムで出たお葬式はみんなこんな感じでした。
この後、翌日には土葬が行われます。ベトナムではだんだん火葬する人も増えてはいるそうですが、基本的には土葬で、なんと埋葬してから4・5年後に棺桶を掘り出して、骨を取り出して洗ってからまた別の場所に埋めるというのが慣習だそうで。この骨を取り出して洗う人というのが職業としてある、とどこかで読みました。すごい仕事です。
今回はせっかく2時間もかけて来たし、という訳で、しばらくお茶を飲んで話をしてからハノイへの帰途に着きました。亡くなったお母さんは92歳というので、大往生と言っていいでしょう。お葬式も悲しいだけと言うよりは、彼女の人生のお祝いという感じがありました。
野菜ジュースでプチ断食 ― 2015/07/05 21:25
40歳を過ぎてつくづく感じるのが、メタボリズムの変化です。食べたい量と食べるべき量の間にすごい違いが…。なので、食べたい量を食べていたらどんどん太ってしまいます。だいぶ前から炭水化物を減らそうと心がけてはいるのですが、ベトナムで美味しいものといえば、麺類。あと、出張中等に皆でご飯を食べに行くと、必ず最後にご飯にスープをかけて食べるというのがあり、これもすごく美味しい…。なのでベトナムで炭水化物を抜くのは相当大変です。
そんな中、家の近くにコールドプレスされた新鮮な野菜ジュースを宅配してくれるお店というのができました。全6種類のジュースがあり、3種類はケール(日本ではあまり売られてないみたいですが、抗がん作用もあり、ビタミン・カルシウムを沢山含む野菜です)をベースにした緑のジュース、あとの3種類はビーツ(赤カブ、これもあまり日本では見ませんが、抗がん作用・ビタミン・ミネラル一杯だそうです)をベースにした赤いジュース。先週2本注文して試してみたのですが、美味しい!飲んでいるだけで健康になる気がします。ちなみにお値段は1本300ミリで400円ぐらいです。写真で見るだけでも美味しそうではないですか?
今日は、このジュースを使って、前からやってみたかったプチ断食をやってみました。つまり、朝から晩まで丸1日、この野菜ジュースと水分(水かお茶)しか取らないのです。食べ物を制限することによって、臓器を休め、自然治癒力がアップし、体内の悪いものが出るデトックス効果があるそうなのです。始める前は、空腹との戦いに勝てるだろうか?と心配だったのですが、やってみると不思議なくらいお腹が減りません。というよりは、頭では「そろそろ食べたいよなあ、ご飯の時間だし」とか思うのですが、体の方は特に食べ物を必要としている感じがないのです…。口寂しいというか、普段、なんとなく別に食べなくてもいいものを食べているのかも、という気がしました。
残念ながらうちの体重計が壊れているので、体重が減ったかどうかはチェックできませんが、プチ断食、思ったより辛くなかったので、1週間に1日ぐらいなら無理なくできそうです。丸1日がキツかったら、夕食の代わりに野菜ジュースとかでもいいかもしれません。
なでしこチームを応援しました! ― 2015/07/06 20:32

実は隠れサッカーファンの私。普段からイギリスやドイツのリーグをフォローしてたりはしないのですが、W杯とかオリンピックとかでナショナルチームを応援するのは大好きなのです。それで、我らがなでしこが決勝戦進出となり、これはどっかへ見に行かねば!と思い立ちました。(一人で見るのは寂しいし。)
ピーターからアメリカン・クラブのレストランで決勝戦を見られると聞いて、私はハノイ在住の日本人女性(ほぼ全員国連職員プラス私のヨガ友達など)に声をかけました。結果、5人が参加したいと!ハノイ時間、朝6時開始の試合だというのに、なかなかすごい参加率だと思います!そのうち1人は旦那様がアメリカ人ということで、お子さん2人を含めた家族全員参加でした。彼らのお家はすぐうちの近くなので、一緒に5時40分発でタクシーで会場へ…。
さて、結果は見た方はご存知の通りですが、始まって最初の16分で4点入れられてしまうという嘘のような悲しい立ち上がり。でも、前半1点取り返した後は、前半が終わるまでかなり日本のペースで試合を運べていたと思います。とにかく、決して諦めず、最後まで戦い抜いたなでしこ達はすごい!結果的には、5対2の惨敗と言っていいものでしたが、感動しました。それにやっぱり皆で見られたのは楽しかった!(私は一人で叫んでいた気がしますが…。)
写真は試合終了後、アメリカを応援していたアメリカ人のお客さんも含めて撮りました。
ジュリの夏休み(その2) ― 2015/07/08 08:25
さて、ジュリは先週土曜日に無事2週間のサマーキャンプを終えて、おじいちゃんの家へ戻ってきました。初めは、もしジュリが気に入ったなら、また同じキャンプを続ける、または週間後に再度参加する、ということも考えていたのですが、このキャンプかなり人気らしく、もう空きがないと言われました。ジュリもそれほど乗り気ではなさそうでしたけど…。何が1番楽しかったか、と聞いたら、パーティーと言ってましたが、それって消灯時間前後に、子供たちがお互いの部屋を行き来して、電気を消しあったり、ふざけて遊ぶことだったみたいです。彼がどのくらいキャンプ中にドイツ語を身につけたのかは疑問…。
ジュリがキャンプから戻ってきた日ぐらいから、ドイツは急に暑くなりました。ヨーロッパの家にはエアコンがついていないのが普通なので、ピーターは扇風機を探しまわりましたが、どこに行っても売り切れ…。悲惨です。彼らがドイツに着いた直後は、寒いぐらいで毎日曇り空だったのに!
さて、まだ3週間残っているドイツでの夏休み(ドイツからハノイに戻ってからもまだ3週間あります!長い!)ですが、ピーターはいろいろと探しまわったあげく、ジュリがキャンプに行っていた場所の近くに、農家で過ごすファームステイのような所を見つけました。ジュリを迎えに行ったついでにそこに見に行ったら、動物が沢山、しかもジュリと同じ年ぐらいの男の子が2人いたというので、気に入って決めてきたそうです。彼らはそこで今度の金曜日から1週間過ごします。おじいちゃんもやっと1人暮らしになって、ちょっと一息つけることでしょう…。(彼のトルコ人の奥さんは、トルコに行っていていません。)
写真はこのまえ暑い日におじいちゃんの家の近くの町にある公園で撮ったもの。すごい青空です!
世界人口記念日 ― 2015/07/11 17:37
今日は世界人口記念日。といっても、ピンとこない人の方が多いのではないかと思いますが、私たち国連人口基金で働く者にとっては、この日はとっても重要なのです。1987年の7月11日に世界人口がおよそ50億人を超えたというのを記念して制定されました。今年は土曜日に当たってしまったので、昨日、7月10日金曜日に1日早く記念イベントを開催しました。私は去年のイベントには休暇中で参加しなかったので、私にとってはこれが初めての世界人口記念日となりました。
毎年、この日を祝うために違うテーマが選ばれるのですが(去年は「若者」がテーマでした)今年は、「非常事態における脆弱な人々」がテーマでした。「脆弱」というと日本語ですごく変な感じがしますが、英語の感じだと、いろいろな意味でリスクにみまわれやすい状況にある人々、ということで、要するに妊娠中の女性などを含めた、非常時における女性と女の子のニーズを考えましょう、というのが一番のポイントでした。世界的には、それこそシリア等の紛争地帯での話も含まれますが、ベトナムに関係あること、ということで、昨日のイベントでは、自然災害による非常時に焦点を当て、ネパールの地震の話等もしました。
会場のハノイ博物館で、なんと朝7時半から始まったイベント。最初伝統的なドラゴンダンスのショーがあった後、保健省副大臣から短い挨拶があり、バイクによるラリー(のぼりを縛り付けたバイクが100台ぐらい一緒に走ります)が始まって、私たちは屋内に移りました。この時点で既に相当暑かった!
博物館内の講堂で、まずはベトナム人の女の子(小学校低学年ぐらい?)の踊りのショー。これってベトナムでのこういうイベントでは定番なんですが、可愛いのは可愛いけど、なんか私はあまり好きでないです…。それからスピーチにつぐスピーチ…。最初はビデオ上映があるはずだったのですが、これは取りやめになったようでした。私のスピーチは2番目だったのですが、直前になって「会場の全員が同時通訳を聞くためのヘッドホンを持っている訳ではないので、逐次通訳になる」と言われ(私が1段落喋ったら、通訳さんがベトナム語でそれを訳すということです)通訳さんと打ち合わせする時間がなかったので、ちょっとハラハラしました。(私は原稿の細かい所を少し変えたかったので…。この通訳さんは臨機応援に対応できず、私がとばしたところも読んでしまったり、まだ読んでないところまで読んでしまったりしました…。こういう時に、一応ベトナム語がわかると役に立ちます。)
メインの記念式が終わった後は、ちょっと小さめの部屋に移って今度は記者会見。考えてみたら、これまでメディアのインタビューはいくつも受けましたが、こういう正式な記者会見って初めてだったので、緊張しました。まあ、質問はそれほど難しいのは出てきませんでしたが、私たちのオフィスは特に災害時支援というのはやっていないので(国連人口基金全体としてはやってますが)そこらへんを突っ込んで聞かれても、あまり関係あることを話せないのは大変でした。それよりも、私が不満だったのは、これを機会に予想通りメディアから先の人口法に関する質問が出たのですが、保健省の副大臣はここぞとばかりに「ベトナムはまだまだふたりっ子政策が必要です!」と強調していたことでした。腸が煮えくりかえる思いでしたが、「世界人口記念日という晴れの舞台で、喧嘩はしないぞ!」と今回は黙っていることにしました…。
やっと記者会見が無事終わったと思ったら、2社が私に単独インタビューしたいと。写真はその時の模様です。初めての世界人口記念日、大変でしたが、何とかなりました!所長代理として、こんな経験ができたのはありがたかったです。(副所長だったら、ただ座って見てるだけだったでしょうから…。)うちのスタッフから、私の記者会見での返答は完璧だった!という嬉しい言葉ももらいました。次の大きなイベントは、来週火曜日、共産党の経済委員会と共催のこれも人口問題に関するワークショップ。一応副総理大臣が来るというので、緊張です!本当に来るんでしょうか〜。
世界人口記念日(おまけ) ― 2015/07/11 17:49
前述の世界人口記念日のイベントには、私たちの大切なパートナーである共産党ポリトビューロの1員で、元副総理大臣でもあるニャン氏が来てくれる予定だったのですが、彼は直前で来られなくなってしまいました。彼との会議の模様が、こっちでいうNHKの7時のニュースに出たというのは以前に書きましたが、彼はドイツで教育を受けたり、伝統に縛られない考え方をしていて、ベトナムの新しいリーダーと言っていいと思います。彼が来られないのは、残念だったなあ、と思っていたら、なんとうちのオフィスにすごい花輪(これって花束ではないですよね)が届きました。すごい派手だけど、綺麗!
ところで前の記事に書き忘れましたが、イベントに約10人ほど来ていたベトナム政府高官(一番ハイランクなのは、ニャン氏が来れなかったために、国会の副議長でした)は全て男性でした。ひどい…。ベトナムは日本なんかに比べれば、女性の進出は進んでいるのですけど。保健省の大臣は女性だし、国会副議長のうちの1人も女性です。非常時における女性のニーズを男性だけで語っているような状況は避けたいので、もっと女性の高官を送って欲しかった!少なくとも私が紅一点だったので、スピーチが男性だけにならなかったのはよかったですが…。
台湾旅行に行ってきました。 ― 2015/07/21 22:56
ラマダン明けのお休みを利用して(国連では世界全国、ラマダン明けは祝日なのです)先週の金曜日から台湾旅行へ行ってきました。大学時代からの友達の詩ちゃんと台北で待ち合わせ、彼女のお友達で台北在住のYちゃんも一緒に週末旅行で台中へ行ったり、とっても楽しい旅になりました。
日本人にはポピュラーな旅行先の台湾ですが、私は初めて行きました。そして、初めてで台湾大好きになりました!理由はいろいろありますが、1つは食べ物。とにかく美味しいものが多い!小籠包は日本でも有名ですが、それ以外にも沢山試したいものがあり、4泊5日では足りないぐらいでした。屋台料理のようなものが多いので、基本的に安いです。2つ目の理由は、こう言ってはなんですが、限りなく日本に似ている…。なのでとっても旅行しやすいです。公共交通機関はすごく使いやすいし、台中に行くのに新幹線(写真)も乗りましたが、日本のとそっくりです。っていうか、日本が新幹線の技術を輸出した最初の例だったそうですね。台北の街を歩いていても、「あ、ここは渋谷だね」とか「ここは銀座の感じ」とか言いながら巡りました。日本人は漢字がわかるので、地名なんかも覚えやすいし、海外は初めての人にもお勧めできると思いました。そして3つ目は、いろいろな人から聞いてはいましたが、台湾人、優しいです。なんか気が効くというか、例えば、私が痛み止めの薬を朝ごはんのテーブルに置いておいたら、頼んでないのにすっと水の入ったグラスを持ってきてくれる。道に迷っていたりすると、すぐ教えてくれる。一般に、親日だとは聞いていましたが、「おもてなし」の心を感じましたし、中国の中国人の多くと比べて、喋り方なんかも穏やかな感じがしました。電車に乗るのに皆んなすごくきちっと並ぶのにも感動しました。
ハノイからはなんと飛行機で2時間半で着いてしまう手頃な外国。ぜひぜひ今度は家族でまた行きたいと思いました。(続)
台湾旅行(その2: 食べ物編) ― 2015/07/23 21:11

前述のように、今回の台湾旅行は食い倒れの旅でもあったのですが、何がそんなに美味しかったのかちょっと書こうと思います。
まずはこの写真のマンゴーかき氷。これは名物らしく、日本にも進出したんだと聞きましたが、すごい美味しいです。かき氷の上に、マンゴーアイスクリームとマンゴーと杏仁豆腐がのっかっているのですが、これに黒蜜もかかっています。小さいサイズというのはなくて、私と詩ちゃんは一番小さいサイズを注文して、2人で分けました。実は旅行中、2回目に食べたいと思った時は、有名なお店だったので、夜9時ぐらいでもものすごい列だったので諦めました。美味しいお店には行列ができるのも日本っぽいですね。
同じくかき氷でも、台湾最古のお寺と言われる龍山寺の近くにあった創業1920年のかき氷は、どちらかというと日本のあんみつのような感じ。トッピングはいろいろ選べるのですが、私のには小豆とピーナツを甘く煮たもの、タロ芋のこれも甘煮、そして小さな白玉団子みたいなのがのっていました。これも美味しかったですー。お店で働いている人たちがすごく愛想よくて、楽しそうなのもよかったです。
台中への旅行から戻ってきた日には、有名な「胡椒餅」を売っているお店へ行きました。ちょうど焼けたのが売れたところだったらしく、ちょっと待って、と言われて、待つこと約20分ぐらい。お店のお兄さんとおばさんがものすごい熟練した手つきでこの餅をつくっていきます。周りは餅というよりは、パンの種のような感じで、それに豚ひき肉と思われるお肉と大量のネギを包んでいきます。これを、カマドのようになっている穴の壁面にくっつけて焼くのです。できたものはすごい熱くて、ホテルに持って帰ってもまだ熱いぐらい。外はサクサクで中は胡椒がかなりピリッと効いた辛いぐらいのお肉で、これが美味しかった!やみつきになりそうな味でした。
朝ごはんはホテルについていたのですが、それでもどうしても鹹豆漿というのを食べてみたくて、専門店に行きました。これは強いて言えば「豆乳粥」みたいなものなのですが、お米は入っていなくて、豆乳に小エビや小さく砕いた揚げパン、ネギ等が入っていて、酢を入れるので、食べているうちにだんだん固まってきて、最後は柔らかい茶碗蒸しのような食感になります。これがうまい~!ヘルシーな感じがするのもいいです。これを毎朝食べてたら、きっと体にもいいのではないでしょうか。
それから、帰る前日の夜、お買い物に勤しんでいたらすっかり遅くなってしまい、9時頃にこれからがっつり夕食を食べるのもなあ、と思い、ホテルの近くで試してみた麺。スープのない、冷やし中華みたいな感じの麺なのですが、これがまた美味しかった!ゴマだれみたいなソースにキュウリをスライスしたものと、お肉を煮込んだものみたいなのがかかっています。これに唐辛子のソースとワサビをお好みで加えて混ぜます。相当にんにくが入っているみたいでしたが、ペロリと食べてしまいました。この近辺には他にも屋台風のお店が沢山あり、どこも美味しそうでした~。
他にももちろん小籠包も食べましたし、白菜鍋で有名なお店へも行きましたが、上記の5つが私にとってはベスト5でした!(続)
台湾旅行(その3: 日月潭への旅) ― 2015/07/25 20:19
前述の通り、台湾での週末は日本人女子3人で小旅行へ出かけました。行き先は日月潭というちょうど台湾の真ん中辺にある湖です。最初は台湾の東側にある太魯閣峡谷へ行きたいと思っていたのですが、超人気で電車が取れないということだったので、日月潭に変更しました。
台北からまず台中へ新幹線で行き、それからバスに乗りました。夏休みシーズンだからか、すごく混んでいて、バスに乗るまでにかなり待ちましたし、道路も渋滞していました。それでも無事、湖へ到着。まずは腹ごしらえ(!)という訳で、近くにあった地元のお客さんが入っていそうなお店へ行きました。筍のようなお野菜の炒め物、魚、チャーハンを頼みましたが、皆美味しかったです。しかし台湾のお店で不思議なのは、飲み物がないことが多いみたいであること。ここもそうでした。レストランって飲み物で利益を出すもんだと思いましたが…。
ご飯を食べてから、飲み物を他のお店で買って、ホテルへ向かいました。詩ちゃんが予約してくれたホテルはなかなか素敵でした。無料アップグレードで、畳の部屋があるレイクビューの部屋にしてもらいました。バルコニーからの景色(写真)が素敵!湖の周りの植生はかなりトロピカルな感じで(考えてみれば沖縄より南な訳ですし)椰子の木みたいな木が沢山生えていました。これ、ベトナムで見るベテルナットという実(噛むと赤い汁が出る)の木に似ているなあ、と思ったのですが、後で調べたらやっぱりそうでした。日本語では「ビンロウ」というみたいです。バルコニーからは湖の周りをサイクリングしている人が沢山見えましたが、私たちはなぜか重いお尻が動かず、夕方までダラダラのんびりしてました。3人ともバリバリに働く女子ですから、こういうとこでは休まないと。
夕食の時間に近づいてきた頃、少しは歩こうという訳で湖の周りを歩きました。遊歩道&サイクリングロードが整備されているので、歩きやすかったです。日月潭は、北側がお日様、南側が月の形をしているからこの名前だそうですが、いまいち自分たちがどこにいるのか、日と月を分けているという島がどれなのか、よくわかりませんでした。でも、静かに佇む湖はとても綺麗で、心が落ち着きます。
夕食はビュッフェ。当然(?)食べ過ぎてしまいました。ここでも甘い飲み物しかなかったので、ビールを特別注文しましたが、従業員の人々はずいぶん困惑した様子でした。バケーションで夕食にビールなしって、日本ではかなりありえないと思うんですけど…。
翌日の朝食に行ってみると、びっくりするぐらい沢山の人がいました。夕食はすごくガランとしていたんですけど…。これもビュッフェで、しかも試してみたいものが沢山。台湾の代表的屋台料理の一つ、豚角煮を小さく切ったのをご飯にかけるもの(ルーロー飯)があったので、それも食べました。
朝食の後は、今日はサイクリング。割と近くにあるビジターセンターまで行きました。自転車に乗ったのは久々でしたが、気持ち良かった!ビジターセンターもなんだか斬新なデザインで、素敵でした。日月潭は元々、台湾原住民のサオ族が住んでいた地域ということで、サオ族に関する展示もありました。
ホテルに戻って荷物をピックアップしてから帰路に着きました。短かったけど、のんびりできたいい旅でした。やっぱり大きな湖を見ると心が癒される気がしました。
次回台湾に来る時には、ぜひ太魯閣峡谷も行ってみたい!でも、台北近辺でも行きたいとこが沢山あるので、どうでしょう。来年のイースター(4月)ぐらいに家族で再訪できればと思います!(終)
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