あけましておめでとうございます。2007/01/01 20:06

銀座で初詣

あけましておめでとうございます!皆さん、どんなふうに新年を迎えられたでしょうか。うちは未だに3人ともひどい時差ぼけで、昨日は銀座に来てくれた両親と一緒に夕食をした後、今年はカウントダウンも無理だねー、と言いながら寝てしまったのですが、夜11時にジュリウスが起きてしまったので、皆で真夜中に銀座を散歩しました。ホテルの割と近くに神社があるようだったので、行ってみたのがこの写真です。ビルの隙間につぶされそうにして立っている八官神社。私たち以外、誰もお参りしていませんでした…。その後、お散歩していたらまたジュリが寝てしまったので、ホテルに戻り、朝の6時にジュリが起きるまで、久々にかなり長く寝ることができました。

10時頃から再び銀座を歩きましたが、店はほとんどしまっていたので、しばらく歩いてからスターバックスでコーヒーを飲んで、ホテルへ戻りました。(ちなみに、この間、ジュリはまた寝てしまいました。)それから、お昼すぎに今度はゆりかもめにのってお台場へ。初めてのお台場でしたが、アクアシティでいろいろなお店を見て結構楽しめました。さすがに人が多かったですけども。

さて、一年の計は元旦にありといいますが…。私は今年は何かぐんと変化のある年になるような気がしています。といっても、また他の国に引っ越したり、仕事が変わったりするという意味でなく、もっと精神的に大きな変化、願わくば成長、があるような気がするのです。というのも仕事の面でいろいろなチャレンジが既に予想されるからかもしれません。トリノに来て約1年半たち、一通りのことは学び、これからは自分の弱い所を改善し、長所は更に出して行くべきだという気持ちがとても強いです。加えて、家庭でも引っ越しのごたごたでかなりストレスだった去年に比べたら、ずっといい状態がつくれるような気がしています。何と言っても今年で結婚5周年ですし!

という訳で、今年はじっくり腰を落ち着けながらも、飛躍の年にしたいと思います。皆さんもよい1年を!

「ラッキーマン」 by Michael J. Fox2007/01/02 10:10

年末に泊まっていた白浜の旅館には、映画とお料理の本がいろいろ置いてありました。そのうちの1冊がこれ、あのバックトゥザフューチャーで有名なマイケル・J・フォックスの自伝です。実は私、中学生の頃彼の大ファンだったのです。だからという訳ではないのですが、彼がパーキンソン病とどう向き合っているのかというのにも興味があり、読んでみました。

はっきり言って、俳優の自伝だしー、とあまり期待していなかったのですが、読み始めるとぐんぐんひきつけられて一気に読み終わってしまいました。もちろん、パーキンソン病のことは大きなテーマではあるのですが、もっと深く、子供時代からハリウッドでの苦労、成功とそれに伴う様々なプレッシャー、アルコール中毒からの立ち直りなど、それぞれの時期の彼の気持ちが丁寧に、時にはおもしろおかしく書かれています。一貫しているのは、彼のまっすぐな姿勢。自分のエゴも包み隠さず、妻のトレイシーとの関係が悪化した時期についても、正直に書いています。ハリウッドの浮ついたお祭り騒ぎから、地に足をつけて家族を大事にして生きていこうと決める過程なども興味深く読みました。パーキンソン病を「贈り物だ」と言えるようになるまでの精神的成熟は、彼が本来持っている真摯な姿勢があってこそ、そして家族の強いサポートがあってこそ可能だったのだと思います。

私はニューヨークの大学院で勉強していた頃、障害者の権利運動の歴史について研究したこともあり、そういう意味でも面白い本でした。結局、障害者の権利運動はとても政治的なプロセスであり、そこで彼のような「有名人」が果たせる役割は大きいと思います。

最後に、この本がとても読みやすかったのは、訳者の入江真佐子さん(実は国際基督教大学の大先輩!)に負うところが大きいと思いました。私は英語の本はなるべく原書で読むようにしていますが、今回は訳に違和感を持つことなく一気に読み切れました。

ピーターの初福袋2007/01/02 21:26

前に書いたことがなかったような気がしますが、うちはピーターも私もコンピューターはマッキントッシュ派。特にピーターは何台もマックのコンピューターやiPodを使っています。そんな彼にとって、マックのお店がある銀座にお正月にいるというのは、福袋を買う絶好のチャンス!という訳で、朝の5時半から並びに行きました。既に100人以上の人が列をつくっていたそうです。私とジュリウスはホテルでお留守番でしたが、8時頃に一度陣中見舞い(?)に行ってきました。その時、松屋の前で列をつくっている人にテレビ局がインタビューしているのを見ました。

その後、テレビ局はマックストアにも行ったようで、なんと今日の夜のニュースにピーターの後ろ姿が!ピーターはフィジーでもテレビ局にインタビューされたことがありますが、これで日本でも初テレビ登場となりました。

肝心の福袋(5万2千円)の中身は、かなり充実していたようで、ピーターは大満足でした。4時間半待ったかいがあったようでよかったです。

浅草寺で初詣。2007/01/03 22:50

昨日の午後は、両親と一緒に浅草寺へ初詣に行ってきました。明治神宮や鶴岡八幡などの超メジャーどころほどは混んでないだろう、と思ったのが甘かった…。着いてみるとものすごい人でした、雷門を通って本殿へと通じる参道はまさに人で埋まっていました。両脇にあるお店を見るよゆうなどないまま、バギーとともにじりじりと人の波の中を多分30分以上は並んだと思います。

本殿までやっとたどりつき、中へ入ると、10人以上の警察官のおじさんたちが人を誘導していたのですが、これがちょっとぎょっとするぐらいハイパーなテンションで仕事をしているのです。ものすごい剣幕で「こちらへー!」とか「危ないですよ!」とか叫んでいるので、最初は誰か病人でも出て、緊急事態なのかと思ったのですが、ずっとこのテンションで人の誘導をしているということが後でわかりました。護摩(というんでしたっけ?)の声と木魚の音をずーっと聞いていて、トリップ状態みたいになってたんでしょうか。とにかく異常な感じでした。私たちはバギーをたたむように言われ、おずおずと賽銭箱の方向へ歩きましたが、あまり前に行こうとすると今度は出られなくなりそうなので、お賽銭を遠くから投げて、早口でお参りして、急いで本殿を後にしました。その時思ったことーこれって何かに似てる…。あ、避難訓練だ!なんだか悲しいですが、初詣というよりは避難訓練という感じの浅草寺でした。おみくじを買う列もすごそうで、あきらめたし。

それでも、周りにあった屋台でやきそばなどを頼み、ピーターは鮎の塩焼きを味見したりして、お参りの後はかなり楽しめました。ジュリウスもおじいちゃん、おばあちゃんと過ごす時間を楽しんでいるようでした。

今度日本で初詣する時は、もうちょっとマイナーなところへ行きましょうーと思いました。(実際、今日は秋葉原の神田明神へ行ってみたら、全然ましでした。おみくじもひけて、私は大吉!ピーターは吉でした。)写真は浅草寺の本殿で後ろを振り向いたら見えた人の海です。

久々のディズニーランド2007/01/04 22:26

今日はディズニーランドに行ってきました!私にとっては久しぶり、ピーターとジュリウスにとっては初めての東京ディズニーランドです。予想通り、かなり混んではいましたが、それでも10つのアトラクションに乗ることができました。ジュリウスが一番気に入っていたみたいだったのは、メリーゴーランドとゴーカートです。身長制限があるのにはもちろん乗れませんでしたが、3歳以上の乗り物には2つ、3歳だと言って乗ってしまいましたー。

明日はディズニー・シーに、詩ちゃんも一緒に行く予定です。ディズニー・シーは私も初めてなのでとても楽しみです!

今度は Disney Sea2007/01/05 22:09

昨日のディズニーランドに引き続き、今日は5周年を迎えたDisney Seaへ行ってきました。ここは私も初めてきましたが、とにかく本格的なつくりに感動しました。特にイタリアのヴェニスを模してつくられた一角なんて、ちょっと日本にいることを忘れるぐらいよくできていたと思います。前評判通り、大人でも楽しめる、という感じでした。

昨日はりきって疲れたのもあり、今日はちょっとのんびり過ごそうということで、乗り物には6つ乗り、ショーは1つ見ました。ランチも昨日のようにとにかく列が短そうなところに並ぶというのはやめて、せっかく来たのだからと、予約のできる客船コロンビア号の中にあるレストランに行きました。これがまたなかなか本格的な料理でよかったです。

初めてだったので何を見ても楽しかったのですが、どのアトラクションより笑えたのは、ストームライダーに乗るために並んでいた時、前にいた中学生ぐらいの女の子4人がジュリウスを相手に大騒ぎしていたことです。彼らが黄色い声で「かわいいー!」と叫ぶものだから、ジュリウスはサービス精神を発揮して、話しかけたり踊ったり、彼らのうちの1人に抱きついたりとえらい騒ぎでした。あげくの果てには女の子たちは「食べたいー!」とまで言っていました。

まだ乗ってみたいものや見たいショーがあるので、ジュリウスが身長制限をクリアーできるようになった頃にまたいつか来たいなあと思います。

初めての築地。2007/01/06 22:27

今日は雨の中、築地魚市場へ行ってきました!昨日に引き続き、詩ちゃんが築地には行ったことのない私たちと同行してくれました。築地は実は銀座から近いのですが、雨だったので新橋からバスに乗って行きました。

雨がひどかったのもあり、買い物のために歩き回るよりはまず食べよう!という訳で、お目当てのまぐろ・うに・いくら丼がガイドブックに紹介されている仲屋(だったと思う)に行ってみましたが、なんと「子供連れお断り」のサインが…。ここで食べるのを相当楽しみにしていたピーターはがっかりでほとんど泣きそうでした。でもこの付近のお店はみんな狭いカウンター席ばかりみたいだったので、とりあえず場外に出て歩きまわっていたら、ありました!うに・いくら丼を出しているお店。ピーターは大喜び。私と詩ちゃんはうに・まぐろ丼を食べて満足でした。

少しだけ買い物をした後、せっかく来たんだからと天ぷら屋で2回目の朝食(?)を食べることにしました。黒川(だったと思う)という天ぷら屋さんで3人とも魚介と野菜の天ぷらコースを頼みました。残念ながら、かきの天ぷらが出たので私はそれは食べれませんでしたが(アレルギーのため)天ぷらを揚げたそばから食べるという贅沢を楽しむことができました。ジュリはここの穴子天ぷらがお気に入りでした。

初築地の感想ーうまいものを食べるならここにくるべし!築地には寿司屋に限らず、実にいろいろなうまい店がひしめいています。何度でも通いたくなります!でも、ほとんどのお店は狭いし、人気店は並んでいる人が多くて、ゆっくり食べるような時間的ゆとりはないです。あまり子供連れでくるには適していないかもしれません。接客も決していいとはいえません。でも、それでも来る価値ありのおいしさです。ちなみに、写真は私と詩ちゃんがちりめんじゃこで有名なお店で「どれが欲しいのか早く決めてよ!」と怒られている(?)ところです。

大忙しの最終日。2007/01/07 22:09

明日は朝から成田空港へ向かうので、事実上は今日が最終日!というわけでかなり過密スケジュールでしたが、楽しい1日でした。まずは母が銀座に来てくれたので、松屋でお買い物。私は松屋の中のレストランで念願のおそばとあんみつを食べることができました。ピーターも好物の鴨南うどんを食べて満足。ジュリはランチの間ずっと寝ていたので、その後地下の食料品売り場でジュリウスのためにパンやうどんを買ってホテルに戻りました。しかし、日本のデパートというのは何でもあってすごいです。トリノにはデパートと呼べるようなものは1つもありません。一応一つ、いろんなお店が入っているビルがあるのですが、あまりにしょぼくてデパートとは言えません。個人商店は確かに味があるけど、確実にデパートや大型店よりは高いし。

それから、私の高校時代の友達のなほちゃんがジュリとほぼ同じ歳の娘さんと一緒に遊びにきてくれました。彼女とは1年半ぶりに会いました。子供が大きくなっていてびっくり!しかもジュリより背が高くて、おむつもとれていて…。お歌も歌えるし、ご挨拶もしっかりできる。ジュリ、遅れてるぞー!彼女とうちの母が帰って行って約1時間後、今度はピーターの友達のパトリックと私のNY時代からの友達でユニセフスリランカで働いているゆうこさんと一緒に夕食に行きました。ピーターがすきやきが食べたいというので、新橋の駅の近くの手頃な鍋物屋さんへ行ったのですが、これがあたりでした。私とゆうこさんは、もつ鍋をたのみましたが、おいしかった!座敷だったので、ジュリは走り回ってご機嫌でした。ふざけすぎて、コントロールするのが大変でしたが…。

最後にいろいろな友達と会えてよかった!まだ化粧品や文房具の買い物したかったなー、はやっているという岩盤風呂(?)というのも試してみたかったし、と欲を言えばきりがないのですが、久々の日本をほんとに満喫しました。ほとんどずっと銀座にいたというのも、便利でよかったです。ピーターは早くも「今度の年末も日本に来よう!」と騒いでいるので、もしかしてまた1年後に来るかもね…。そのときは皆様、またどうぞよろしく。

無事帰国。2007/01/09 22:02

20時間以上の旅程を経て、昨日の夜、トリノに戻りました。飛行機が遅れることもなく、荷物がなくなることもなくてよかったです。一つ残念だったのは、成田空港で日本酒を買いたいと思っていたのですが、よく考えてみたら、フランクフルトからトリノに行く便に乗るときに、液体の持ち込み制限があるので、多分没収されてしまうということに気づき、あきらめたことです。フランクフルトのセキュリティーチェックの後にある免税店で買う分にはいいんですけど。なので、アマルラという私たちのお気に入りの南アフリカのお酒を買いました。

翌日、ジュリウスは時差ぼけで超早起きだったものの、「プルミーノ(イタリア語で小型バスのこと)がお迎えに来るよ」というととても嬉しそうで、喜び勇んで保育園へ行きました。きっと保育園でお友達と遊ぶのが待ち遠しかったのでしょう。私も早速今日から職場へ戻り、忙しい日々が始まりました。まずは2月のバンコク出張へ向けてやることが山積みです!

遺伝について。2007/01/12 20:00

これはだいぶ前に気づいて、書きたいと思っていたことなのですが、ある日、ジュリウスが椅子に座ってジュースを飲んでいる時、足の指と指をこすりあわせていたのに気づきました。これは私にとっては大きな嬉しい発見だったのです。というのも、実は私は超扁平足で、しかも恥ずかしながら、足の指を自由に動かすことができません。頑張って少し足の指の間を広げるのがやっとです。指と指をこすりあわせるなんて私には曲芸みたいに見えます。ジュリがこういうのを受け継いでいないか実は心配だったのですが、どうやら大丈夫みたいです!

それと、びっくりするのはピーターとジュリウスの食べ物の嗜好が異常に似ていること。例えばいくら。2人とも大好物です。ピーターが注文したいくらのお寿司をジュリウスが欲しがり、ピーターがお寿司を口に入れたとたんにジュリウスが大泣きしたことさえあります。辛いポテトチップや塩味のきいたクラッカーも2人とも甘いものよりずっと好き。そして2人ともあまり野菜を食べません。あまり健康的とはいえませんね…。でも、食べ物の嗜好なんて遺伝しませんよね?

一方、ジュリが私に似ていることと言えば、乗り物に乗るとすぐ寝てしまうことぐらいでしょうか。あと、最近気がついたのは、ジュリもえくぼができること。左ほほだけで、私のよりはだいぶ位置が上、ほとんどほっぺの真ん中ぐらいですけど。生まれたときにはなかったものです。これからどんな風に変わっていくのか楽しみです。