終わりましたー。2006/10/01 08:17

3日のワークショップを終えて、コロンボに戻ってきました。3月のフィジーのワークショップの時ほどでなかったにせよ、やっぱり朝6時に起きて夜中まで準備する日が続いたので、かなり疲れました。とにかく終わってよかった。参加者の人たちの暖かい言葉には、来てよかったなーと思わされました。

同じファシリテーション・チームの一員のエルサルバドール人のパブロとは、今回のワークショップを通じていろいろな話ができて、とても勉強になったし楽しかったです。彼はジュネーブのUNOHCR(国連難民高等弁務官事務所)で働いています。以前はモザンビークやアフガニスタンで働いていたこともあり、フィールド経験からくる彼のアドバイスは本当に勉強になりました。また、緒方貞子さんの話やどうやってアンジェリーナ・ジョリを名誉大使にできたのか?などの話でももりあがりました。彼は日本語を勉強していたこともあり、日本人の親しい友達も何人もいるそうで、感覚的にはまるで日本人みたいです。外見も日本人ぽくないですか?(写真の右端に立っているのがパブロ。)私にとってはエルサルバドールって全然未知の国なんですけど。

今日は1日レポートづくりや買い物で忙しくなりそうです。トリノに帰ってピーターとジュリウスに会うのが待ち遠しいです。

なんとか帰国。2006/10/03 16:13

28時間の旅程を経て、昨日なんとかトリノに戻ってきました。コロンボからの飛行機が約4時間遅れたため、飛行場で夜を明かさないとならなくなり、当然、ドバイからフランクフルトへの乗り継ぎ便に間に合わず…。ドバイでは次のフランクフルト行きが午後初だったので、約5時間、また空港で待つはめになってしまいました。ビジネスクラス・ラウンジにシャワーがあったのがせめてもの救いです。ゆっくりお買い物できたのもよかったけど…。

ドバイからフランクフルトの便では、隣に座っていたおじさんが15分おきぐらいにフライト・アテンダントのお姉さんを呼んで、やれ飲み物もってこいだの、買い物がしたいだの、いつ着くんだだの、うるさくて落ち着きませんでした。自分だけがお客さんのような振る舞いに唖然としました。こっちは眠いのにー!

結局家に着いたのは夜12時前でした。なんだかフィジーに行ったときと同じぐらい疲れました。距離的には近いはずなのに。でも、ジュリウスの寝顔を見ると、やっぱり家はいいなー、としみじみ思いました。

お気に入りのもの その3:サマハン2006/10/05 16:31

今回のお気に入りのものは、スリランカから。前述のパブロがスリランカに発つ前、3人の彼の同僚が「ぜひ買って来て!」と言ってきたというのがこの「サマハン」です。しょうが、コリアンダー、クミン等を含む14種類のハーブやスパイスのミックスがパウダー状になったもので、風邪をひいた時に飲むとすごく効くらしいのです。そんなに効くなら、と私も買ってみました。

トリノに帰るとジュリウスがちょっと風邪気味だったので、早速ためしてみました。飲むと、のどに辛いものを食べた時のようなかなり強い刺激があります。でも、ジュリウスは辛いもの大好きなので、結構普通に飲んでいました。残した分を後でジュースに混ぜて飲ませると、何も文句を言わずにがぶがぶ飲みました。

翌日、ほんとに咳が止まっているのでびっくり!まだ鼻水は少し出ていますが。去年の冬は、ジュリウスが保育園に行きだして1年目だったこともあり、しょっちゅう病気で大変だったけど、これで今年の冬は乗り切れるかなー?

2歳2ヶ月2006/10/06 22:47

今日でジュリウスは2歳2ヶ月になりました!

最近のジュリウスの得意技(?)は自分の使用済み紙おむつを自分でゴミ箱に捨てに行くこと!最初は「ジュリ、これトラッシュして」とお願いしていたのですが、最近はおむつかえが終わったとたん、又は終わらないうちに(つまり、新しいおむつをまだしていない状態で…)颯爽と古いおむつをゴミ箱へ捨てにいきます。さらにこの前は、食べ終わったスナックの袋を自分でゴミ箱へ捨てていたとか。お掃除婦さんに来てもらわずによくなる日も近い?!

ジュリウスの語彙は引き続きぐんぐん増えているみたいで、最近は知りたい言葉があると、その物や絵を指差して「that!」と言います。きっと私たちが"What is that?"というのを真似しているんでしょう。特に動物の名前を覚えるのが好きみたいで、コアラ、カンガルー、フラミンゴなんかも言えます。

昔、誰かに赤ちゃんは1歳半ぐらいがかわいさのピーク、と言われたことがありますが、ジュリは益々かわいくなっていくー!と思ってしまう親ばかの私でした…。

ふたたびドイツへ。2006/10/12 08:29

今日からまたドイツへ行ってきます!今回はピーターのお父さんの70歳の誕生日パーティーに参加するのが主な目的。パーティーはケルンなので、まずフランクフルトの彼のお家で2泊した後、車でケルンへ向かいます。

ジュリウスは去年のクリスマスに会った彼のいとこたちにまた会えるので、きっと楽しい時間を過ごせると思います。

70歳の誕生日パーティー2006/10/15 22:12

昨日は今回のドイツ旅行の目的である、ピーターのお父さんの70歳の誕生日パーティーでした。ケルン郊外の会場は川の側の素敵なレストラン。子供も入れて全部で最低50人は来ていたと思います。家族に加えて、彼の昔の同僚や友人も含め、にぎやかな顔ぶれでした。ドイツ映画"Run Lola Run"のTom Tykwer監督のお母さんも来ていました。

私は去年ドイツで会った数人をのぞいてほとんどの人とは面識がありませんでしたが、当然のことながらみんな私たち家族のことは知っていて、いろいろな人に話しかけられました。思ったよりもずっと英語を話す人が多く、私も楽しい時間が過ごせました。

ジュリウスは大はしゃぎで、音楽がかかるともうじっとしていられないという感じで踊りまくっていました。ズボンが下がってきてもかまわず、おむつを見せたまま人の輪の中心で踊って、注目の的になっていました。ピーターもピーターのお父さんもダンスが上手なので、ナッケン家の血筋でしょうね…。

しかし、70歳にして、これだけの人が誕生日を祝いに来てくれるというのは、彼がどんな豊かな人生を送ってきたかという証という気がします。私も彼のようないい歳の取り方をしたいなあと思いました。

再びマッジョーレ湖へ。2006/10/22 22:50

先週の木曜日から大学時代から15年来の親友である詩ちゃんがトリノに遊びにきてくれたので、2人で国連主催のツアーに参加して、マッジョーレ湖とオルタ湖のツアーに行ってきました。私はマッジョーレ湖は2回目でした。

前回のツアーでは、出発してから1時間近く経ったところで、バスに乗り遅れた人がいるというのでトリノに戻ったり、途中で携帯電話を置き忘れてきた人がいたり、波瀾万丈のツアーで、結局行くはずだったオルタ湖にも行けなかったのですが、今回はみごとに予定通り。安心して参加できるツアーでした。マッジョーレ湖では、前回行かなかったボルメオ家の宮殿へ行きました!なかなか面白い宮殿で、飾ってあるタペストリーのようなものにはとっても謎な動物のモチーフがあったり、妙に異国趣味な展示物があったりしました。お庭も素敵で、去年ハノーバーで行った庭を思い起こさせました。しかし、とにかく我慢できなかったのは、参加者の人々のほとんどが、宮殿のいたるところに貼ってある「写真撮影禁止」のサインをことごとく無視し、写真を撮りまくっていたこと。私に「写真が撮れないからどいて」という人までいたりして。この国連ツアーの参加者には、信じられないぐらい子供っぽい人が多いのはよくあることなのですが、それにしてもひどかったです。

前回のようにゆっくりお昼を食べる時間がなかったので、Stresaで軽いランチを済ませてから次の目的地、オルタ湖へ。オルタ湖はイタリアの湖の中でもあまり知られていない、小さな湖なのですが、観光地っぽい感じがなく、私はかなり気に入りました。ちょうど週末のマーケットのような感じで、いろいろな出店があったので、詩ちゃんと2人で焼き栗を買って、湖畔のベンチに座ってゆっくり時間を過ごしました。上の写真はおじさんが大量の焼き栗をつくっているところです。こんなところへハネムーンとかで来たら、ロマンチックでいいでしょうねー。隠れたいいレストランもありそうだし。

予定通り、オルタ湖を出て、予定通りトリノへ戻ってきました。今回は本当にガイドさんがすばらしいツアーでした。前回とその前、ポルトフィーノに行った時トラブル続きだったのは、実はガイドさんがしっかりしていなかったからだと実感。今度はぜひまた彼女のツアーに参加したいと思いました。

トリノでサッカー初観戦2006/10/25 22:13

今日はまたジュリをピーターに預けて、詩ちゃんと2人でトリノ対フィオレンティーナのサッカーを見に行ってきました!

実はトリノと言わず、Jリーグさえ見に行ったことのない私には、プロサッカーの試合を見に行くのは、生まれて初めてだったのです。あのワールドカップの時の騒ぎも記憶に新しく、イタリア人のサッカーファンって怖い…というイメージが強かったのですが、行ってみたら相当楽しめました。ルールも確かにわかっていないのですが…。

まず、会場のオリンピック・スタジアムに着くと、試合が始まる前にも関わらず、ものすごい歓声と応援歌(?)が聞こえてきます。地元トリノの応援団の人々です。やっぱり怖い…と思いながら、何とかボックスオフィスを見つけて、インターネットで注文しておいたチケットを受け取り、中へ入りました。席は同僚からお勧めしてもらったセクションで、なかなか見やすい高さ。ゴール裏の人々の盛り上がり方に圧倒されながら、試合が始まりました。

トリノには大黒という日本人選手がいるのですが、今回はなんと彼が全ゲーム出場!感動しました。「がんばれ大黒」の応援バナーをつくってこなかったことを後悔。試合は終始フィオレンティーナに押されがちで、トリノはチャンスを生かせないまま、1対0で負けてしまいましたが、それでも楽しかった!なぜかイタリアサッカーは女性料金があって、男性の半額ぐらいなんです。私たちは3000円ぐらいのチケットでした。3000円でこんだけ楽しめるならいいね、と詩ちゃんと満足しながら帰ってきました。

後でサッカーファンの同僚で同じ試合を見に来ていた人に聞くと、フィオレンティーナはトリノとの試合では、トップレベルの選手を出さなかったとか。もったいないって感じなんでしょうか。なめられたもんです。今年、セリエBからセリエAにあがったトリノをこれからも応援するぞ!と、思わず突然サッカーファンの気分になってしまいました…。でも、サッカーファンでなくとも、イタリア人の強烈な盛り上がり方を見るだけでも楽しめます。おじさんたちのものすごいジェスチャーは相当笑えました!カメラを忘れてしまって、写真が撮れなかったのが残念でした。

リグーリアでの週末:1日目2006/10/27 22:06

レヴァントのビーチで。

今日は仕事を1日休み、詩ちゃんも一緒に皆でリグーリアへやってきました。前回チンクエテッレに来た時と同じく、今回もレヴァントというチンクエテッレの近くの町に滞在。前回はレヴァントから少し離れた山の上にあるホテルに泊まりましたが、今回は便利がいいことを考えて、町の中のホテルにチェックインしました。

リグーリアへ行くと言ったら、同僚に「泳げるかもよ」と言われ、冬のコートがもう必要なトリノでは考えられないので、冗談だろうと思っていたら、ほんとに泳いでいる人がいました!Tシャツでもいいぐらい暖かく、町を少し歩いた後で私たちはビーチでのんびり過ごしました。ジュリウスは海に石を投げたり、砂で遊んだりで大喜び。

夜は前回も2回夕食をしたレストランで、大変おいしい魚介類の豊富なディナーをして、やっぱり海の近くっていいなあーと思いました。

リグーリアでの週末:2日目2006/10/28 22:22

チンクエテッレ、愛の小道で。

今日はチンクエテッレ観光!日焼けしちゃうかと心配するぐらいのいいお天気でした。

今回は電車のタイミングにも恵まれ、レヴァントで全く待たずに電車に乗れました。5番目の町、リオマッジョーレで降りて、丘に張り付いたような町を散策しました。お年寄りが住むには辛そうなすごい坂なのですが、上の方からの眺めはなかなか素敵でした。その後、有名な「愛の小道」を再び歩いて4番目の町、マナロラへ向かいました。前回6月に来た時よりは観光客が少ない感じでしたが、それでもかなり沢山の人が歩いていました。前回はマナロラから次の町までバギーを引きずって歩いたのですが、今回はボートで1番目の町、モンテロッソまで行くことにしました。

この間、ジュリウスは突然ぐったりして眠ってしまいました。最初は眠いだけかと思っていたのですが、体が異様に暑いのに気づきました。熱があるみたいです。ボートでも、ジュリウスはずっと寝ていました。心配しながらも、ボートからの眺めは最高でした!5つの町が絶壁に張り付いたようにあるのがよくわかり、チンクエテッレは海から見るのが一番いいかも!と思いました。

モンテロッソはかなり大きそうな町でしたが、ジュリの熱が心配だったのもあり、特に町は見ないでレヴァントに戻りました。ホテルに帰って熱を測ると、39度13分。ピーターは薬局へ熱冷ましを買いに行きました。その後、ジュリウスと私はお昼寝。お昼寝から起きた頃にはジュリはまた元気になっていました。他に風邪のような症状も全くないことから、奥歯が生えてきているからじゃないかというのが私の推察。夜はまた熱が出るかもしれないと思ったのですが、そんなこともなく、夕飯にもみんなで行くことができました。

今回も前回とほぼ同じルートを通りましたが、チンクエテッレにはまだまだ沢山のハイキングルートがあるそうなので、ジュリがもう少し大きくなって、自分で長い距離を歩けるようになったら、また来たいなあと思いました。